ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

毛の絡まりて晦日は過ぎゆく

 過去に述べたこともあるけれど、わたしの髪は、長い。そして、周期の長い縮れ髪で、床に落ちるとたまさか直径30センチ弱の真円に近いかたちを作ることもある。生え方は稠密で、だから少し絡まった部分ができてそれをそのまま放置すると、どんどん大きな髪の塊ができあがる。

 この夏も暑くて、髪を洗って乾かすやいなや、バレッタで留めて髪全体をくるくると巻いて髪ゴムを使って簡易なシニョンにしていた。髪を乾かすときは、髪全体を扇風機の風にさらしながらブラシと平櫛で梳く。右側頭部の髪が、やや絡まっていると気付いてはいたが、うまく乾いていれば問題はないだろうと、旬日、放置したら、もうかなり大きな髪の塊に「成長」していた。これがなかなか解きほぐせずに、しばらく苦しんでいた。一時は、一定のエリアの毛に鋏を入れて解決しようかとすら思い詰めた*1。いまは、なんとかするすると梳けるになった。

 以前、病気で腕がほとんど上がらず、やむをえず髪を梳く作業が疎かになったとき、髪全体が巨大な塊になって、なかなかブラシが通らない状態になった。だいじょうぶ梳きます、と請け合った女性の理容師さんがしばらくやってみて、お客さん、これ、切っちゃっていいですか、と言い出すまで十分ぐらいだったろうか。はい、「これ」、「切っちゃって」ください、と返答しながら、髪というのは、人の身体から離れるものであると同時に、そのまま人生を共にするものでもあるから、理美容師さんはたいへんな仕事だなと感じた。そのときには、たぶん、髪の長さは、10センチぐらいになったのではないだろうか。あれからもう5、6年が経って、そのあとは家族に揃えて貰ったくらいだ。

 

  30年以上前に、小学館のプチフラワーに連載された木原敏江さんの作品。承久の乱前夜の鎌倉と京都を異能の美しい人たちが行ったり来たりする話。来年のNHK大河ドラマ三谷幸喜『鎌倉殿の13人』なので、そろそろ予習を兼ねて、これは、という内容の新書を読みたい。

 

*1:ミスト状のなにか吹き付けるという解決法があることは知っている。が、ミストをもっていない。