健康な人のカリウム値は、3.5mmol/L から5.0mmol/Lの間に保たれているという。それが、毎回の血液検査で、4.5mmol/Lあたりを漂っているという実家の年寄りが、「カリウムの摂取を予防的に抑えましょう。」と主治医に指導されて、それならばということで、病院の管理栄養士さんの栄養指導をお願いしたという。
わたしは、生物学も医学もまったくわからない。実家の年寄りの長年の低塩かつ果物を好む食生活から、腎機能が加齢によって落ちてきたので、昆布出汁や果物、野菜から摂るカリウムを体外に排出するのがだんだんと難しくなり、血中に多めに残るようになったのかなぐらいに考えていた。
そうしたら、ですね。ふだん、実家の年寄りが水分補給に摂るお茶の類いにも、カリウムの含有量について、大きな違いがあることがわかりましたよ。いずれも100mlあたりです。
- 玉露 340mg
- コーヒー 65mg
- 緑茶 29mg
- 紅茶 8mg
- 玄米茶 7mg
- 麦茶 6mg
緑茶というのは、釜炒り茶のことのようで、これと比較しても玉露は突出してカリウム含有量が多い。わたしは、長期入院時に生の野菜や果物が殆ど摂れなかったこともあり、カリウムの大きな錠剤を処方されていたけれど、そういえば口にする水分もほとんど水か麦茶だったような気がする。
ナトリウムなら、1日4gぐらいまで制限すると、数日でなんとなく違う感じが出てくる。カリウムの制限が必要な人がカリウムの摂取を減らすと、やはり身体が楽になる感じがするのかしら。