ぴょん記

さつまいも、たべたい。

ぼくら特にインテリゲンチャでもないし、でも

 台風8号だかが関東にも接近していて、午前中から時折強い風が吹いて大量の降水に見舞われたりもした。それでも、深夜に近付けば、台風の通り過ぎた空には雲間からきれいな月が顔を覗かせたりして少し心を慰められたりもした。

 きのう、帰りのバスの中で、カール・シュミット『政治的なものの概念』の、まずは1932年版を読んでいた。同じ岩波文庫の中に、1933年版と1963年版が収められている。特権的に教養と知性を与えられた知識階級が、民衆の間に勃興し一つの国家のみならず周辺国家をも併呑してなおも膨れあがる権力に対して、どんなふうに折り合いをつけてきたのかを後世の民として、わたしたちはつとめて冷静に観察しなければならないとは思うのだけれども、でも、どうしても試されているかのような気分になる。ぼくらは、わたしたちは、個として、どこまで大きな力に抗えるというのだろうか。