ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

だからばっさり切れずに幾星霜

 タイトルは、ほかならぬ頭髪についてである。わたしの髪は、23歳から先、概ね前髪を作らないかたちの肩甲骨を過ぎるあたりまでのワンレングスだった。2015年の春先、肩が上がらずブラシ掛けが覚束なくなったときに、一旦短くされた。そのあとまた伸ばして、ときどきは鋏を入れて、いま、椅子に腰を下ろして背中に垂らすと座面に触れて余るまでになった。髪が背に触れるととくに夏場はぞわぞわとするし、家の中でたとえば掛けてあるシャツの袖のボタンに毛先が捕まえられたりすると痛いので、髪を洗って乾かすとすぐにバレッタで根元を留めて、そのあと髪ゴム数本を使って髪の束を折って丸めて簡単なシニョンにしている。ピンを使わないので潰れたシニョンにしかならないけれど、それでも、シニョンにまとめるにはある程度の長さがいるので、このごろではほとんど髪の長さを操作しようという気持ちがわかなくなった。たぶん、調髪限界を超えたのだろう。

(400字)

 

 これとセットの泡リンスを使っています。よくお湯で下洗いしてから、泡シャンプーと泡リンスを使い、泡立てる体力がかからないので、その分、すすぎが丁寧にできます。特に問題はありません。