今回、4年分を1日に圧縮してお届けしますと、なぜかナレーターの長澤まさみさんが冒頭に画面に登場してご案内されました。そのことばの通り、従兄の泰時に焦がれて相聞を詠みかけ、『これは間違ったということにしておきましょうよ。』と袖にされる実朝氏の慟哭の失恋や、一族に押されるようにして上総国の国司にしてくれと実朝に掛け合って一旦はうまくいきそうだったのに北条氏に阻まれた義盛の和田合戦への道の始まり、実父の頼家の孤独をかみしめて京へのぼる公暁と三浦の思惑など、アマノフーズのフリーズドライ味噌汁もびっくりの内容の濃さでした。
それにしても、御所の女房に手を出したと義時に勘当された朝時が時政の名越邸を相続していたり、幼児として出てきた政村の烏帽子親は義村だったりと、日本版ウィキペディアを読むだけでも、月曜の朝は、何時間でも遊べてしまう。
ところで、AmazonPrimeで『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』というドラマシリーズの初回を昨夜寝る前に観たのですが、このエピソード1は、まったく記憶になく、小栗旬さんと西島秀俊さんが架空の小田原西駅から新幹線の端と端に分かれて乗車するシーンからして初見だったような気がします。面白かったです。
あと、劇中で小栗旬さんの行きつけのバー「BAR40866」のマスターは、芹澤興人さんで、八重さんと一時結婚していて、善児に始末された江間次郎さんじゃないですか。芹澤さんは、WOWOWのドラマ『ヒル』では、坂口健太郎さんと共演していましたよね？篤実な江間次郎とは相変わって、特異な役を怪演していました。役者さんとして、梶原善さんと同じくらい、好みです。
