ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

だんだん朝の冷え込みが厳しくなって

 「たぬきケーキ」という名の小さなケーキが昭和の後半に流行したそうな。ベースはカップケーキで、胴のあたりにバタークリームが入る。これは、そのころよく用いられていた濃厚なクリームで、最初の流行時の詳しい仕様は知らないけれども、当節は上の方には生クリームを塗る。全体をぐるりとチョコクリームでコートして、顔にあたる上部に、目や耳、鼻にあたる「部品」を配置する。根強い人気を誇り、先日の某棋戦でもおやつに供されたとか。

 そういう比較的旧いスタイルのカップケーキをわたしが平らげる傍らで、久しぶりに再会した家族らが、うすい翠やらうすい紫やらの皮ごと食べられる大きな葡萄の粒が幾つも埋め込まれた(葡萄は半分にカットされている)いまできというかいまどきのというか、そういう令和な感じのケーキを食べていた。

熊本駅の改札そばのお弁当は、とても盛りだくさん。