ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『銀河鉄道の父』を観にいった

 公開はるか以前から家族と鑑賞しようと約束していた作品。チケットを取ろうとして、水曜はサービスで1200円で観られると知って喜んだ。優待目当てにauスマートパスとか申し込むの面倒だなと思っていたので。

 さて、映画館に行く当日の今朝、未明からずっと体温が上がらず足の爪先が冷えてぶるぶるしている。10時半には家を出ようと約束していたのに、一旦朝食をサーブしてまた寝て9時まで体温を上げている体たらく。昼は30℃近くまで上がるのに、朝は10℃を切るこのごろの気温こそが大敵で、マイヤー毛布一枚で寝ていたら冷えたのだった。

 とはいえ、本日の外出は家庭サービスも兼ねているので、がんばって再起動。少し早めのお昼をいただいてから、平日の昼間でさすがに空いている映画館へ。

ginga-movie.com

 明治の前期と大正の半ばとで、ぜんぜん時代は異なるけれど、このごろNHK連続ドラマ『らんまん』を粗く追いかけている関係で、お手本のない、「新しい時代」に叩き込まれた個人の気負いと戸惑いを、この作品でも強く感じた。宮沢賢治の父・政次郎がラストシーンで生前とは異なる瞳のきらめきをみせる息子や娘と相対して、感謝のことばを述べるところが2番目によかった。1番目は、田中泯さんがあえて背中で演じる、あの場面だ。みんなに何かの形でぜひみてほしい映画。

サービスランチなのに厚切りのネタ