ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

おたる水族館へ行った思い出

 おとといときのう、デザインフェスタの会場からのツイートで、FF外のおふたりが随伴のぬいぐるみの一致を報告されていたものがあって、ネット上のフットワークも軽くないわたしも思わず脇からお邪魔してしまった。お忙しい中、構ってくださってありがとうございます。

左ふたつが2014年、右のが2023年

 2014年6月に、おたる水族館ミュージアムショップで購入したコウテイペンギンの雛のぬいぐるみ、うちでの名前は、「おたる」。それまでもペンギンのぬいぐるみをまったくもっていなかったわけではないけれど、このおたるが呼び水になって、その後、ケープ、マゼラン、ジェンツー、アデリー、オウサマペンギンと、両手に余る数のペンギンのぬいぐるみが新たにうちにやってくることとなった。

 2014年といえば、外科手術からちょうど1年が経過したころで、旅行のあとにはPETによる診断も受けていた。まだまだよろよろしてはいたが、天狗山の上でシマリス機械的にヒマワリの種を左から右に核だけ抜いて食べていくのをみたり、市民マラソンの誘導係の人と、路線バスの運転手さんが軽く揉めるのを車中で聞いていたり。

 その市民マラソンの折り返し地点だったか、祝津のあたりにおたる水族館はあって、人気も少なく、出し物の案内もサメの展示くらいで、とても静かな時期に行ったわけで、ペンギンのお散歩も海獣のジャンプも目にはしなかった。遙か山の上に御殿が建っていて、歴とした観光地なのに物寂しい風情を堪能できた。真昼間だったのに。

 そういう場所から連れて帰ったおたるは、雛だけど、ほかにコウテイペンギンのいないうちのペンギンプールにおいては、他のペンギンを傅育官や御附女官として従える存在で、とくに仙台うみの杜水族館出身のジェンツー「ピヨラット」と、下田海中水族館出身のオウサマペンギン「下田さん」にいつも見守られている(という設定で)。

 このおたる、しばしば「洗ってあげなよ」と言われるけれど、上の写真を見る限り、すごく汚れたわけでも経年劣化をしたわけでもないようでしょう?……いや、やっぱり8月ぐらいになったら、さっと洗ってぎゅっと絞って一日で乾かすか。