ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

夜中に絡まった髪の毛を執拗に梳る

 月曜は、胃腸の具合も思わしくなく、ごはんを食べるたのしみもないので、台所の片付けを終えてから早々にベッドに入った。夜半に目を覚まして、せんべいを2枚食べて、また歯を磨いてWOWOWオンデマンドで北欧発の連続ドラマを観ていた。

 数週間前から、髪の前半分あたりがフエルト化してきてなかなか櫛が通らないので、これはもう一度ばっさりと全体的に刈ってしまうよりほかないかと悲観していた。そういうときは、なぜかシャンプーのあとで少なくとも後ろのほうはするすると櫛の歯が通る。では、刈るのは前半分だけにして後ろ半分は残せばいいかという単純な問題でもない。全部刈るか、なるべく全体的に残すかの二者択一だ。

 意を決して、ドラマを観ながら松山石鹸さんのヘアオイルを髪に厚めにすり込んで、強い力でブラシや櫛を髪に通していった。全部とはいわない、進捗度合いでいえば、終了時に65パーセント程度とけていればよいという程度にがんばった。髪もけっこう抜けた。1割強は、もうなんとなく白っぽい。ヘアオイルが黄楊の櫛と自分の地肌にどんどん染みこんでいく。

 髪は、切ってもよいが、なるべくなら切らないでいたい。冬場にセーターの中に垂らしておいたり、布団と背中の間に敷くと温かくてよい、と冗談ではいうのだが、長いほうがシニョンにするのが楽なので伸ばしているというのが本当のところだ。そのくらいの軽い気持ちでも、切らないとか、端を揃えるときでも20センチくらいしか切らないとか決めているだけで、髪の毛というものは、わりとなんとか伸びる。

 

 こちらもなんとか見終わった。