餃子の皮を自分で打てばもっといいと思うのに、市販品が安いので30枚で100円くらいだからつい出来合いの製品を頼ってしまう。
きょうは、25枚入りのものに前回2枚残って冷凍しておいたのを足して27枚。豚挽肉200gに、ぶんぶんチョッパーで微塵切りにした玉葱、葱、生姜、生椎茸、それから調味料を加えて軽く練り、包み始めた。調味料は、顆粒状の鶏ガラスープ、料理酒、塩、胡椒、花椒で、ぽん酢醤油で食べようと思っていたので、塩分はかなり薄め。
包む目標が、タネを平均して27個に分割して包みきってしまうという低め安定のものなので、昼前の作業が驚くほど早く進む。毎日200個はきついかもしれないけど、150個なら週に5日ほど業務として行えるのではないかとさえ一瞬錯覚する。なぜ錯覚かといえば、餃子の仕上がりは、とても売り物にはならないものだからだ。素人が楽しんで包んだ軽さはあれど、プロが手がけた端正さに欠ける。
26センチのフライパンに並べて加熱し、ややあって熱湯を多めに加えて、蓋をして、4分間蒸し焼き。その後、蓋をとって水分を飛ばしながら、胡麻油を回しかける。低めのじゅうじゅうがかそけきぱちぱちに変わるころ、皿に移すタイミングが訪れる。
皿に並べられた餃子を、閑雅な食欲に操られた箸の群れが襲う。
そのうち、これだけつけて餃子を食べてみようと思う。