先週、朝早くに病院に行くなどイレギュラーな用事が幾つか割り込んできたこともあり、日曜の朝にはあきらかに発熱を呈していた。そこで、日常の煮炊きのほかは寝て過ごすことにして、宵寝して一旦は起きる習慣をにわかに廃して、おやつのクッキーをがりがりかじったあとは口を濯いでまた寝てしまった。その結果、4時に起きればいいところ、3時にはっきりと目が覚めてしまった。
せっかくなので、なるべく音を立てないように、お湯を沸かして、粥を炊いて、味噌汁を煮て、卵を焼き、副菜を一品二品準備するという手順を一時間前倒しで始めた。やはり30分強で終わってしまう。
きのう炊いておいた小豆を使ったパウンドケーキも焼いた。バターを室温に戻す工程に難があり、最後は、卵や砂糖と混ぜながら軽く湯煎しつつかき混ぜることになった。粉は、ホットケーキミックス200gで、いつもの150gより3割強も多い。これに煮小豆をたっぷり加えて焼成する。
その後、夜が明けて、後期高齢者に朝食を提供したあと、牛蒡と蓮根を煮た。牛蒡は、また量的に増えた。ピーラーで皮を剥いてそのまま水桶で外側の悪を流し、蓮根も同様にして、まず10分加圧して灰汁を抜く。そのあとで、茹で汁を捨てて、白だしと濃口醤油を加えて加圧8分。これだけで、半日に一回煮返せば、副菜のひとつになる。
小さなゴーヤが、緑のと白いのとひとつずつ収穫されていたので、縦に半分に割り、わたをスプーンで抜いて、4ミリの薄切りに。それを砂糖で揉んで灰汁を抜き、胡麻油で炒めて、小さな副菜に。たぶんもう今年はゴーヤを目にすることもないだろうな。
『きのう何食べた?』で、紹介されていた韓国の牛肉だし(粉末)「ダシダ」を買ってみた。
粉末の鶏ガラスープだけで作っていた若布スープなど、塩分に気をつけながら一部をこれに代えてみると、たしかに味が変わるような気がする。これのみに頼らず、ほかの調味料との組合せでなお高い実力を発揮するとはしばしば聞くところである。
あさりのダシダもそのうち試してみたい。
ともかくよく休むと、次の日、もう無駄なくらい働く元気が戻ってくるから。ええ、たとえ中年でも。
追記:4日午後、キムジャン(キムチの漬け込み)を開始しました。まずは、730gのミニ白菜1個で、レシピの3分の1の量で。韓国唐辛子、ナンプラーなど、いつもは家にない調味料にも手を出してみます。