ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

立冬をちょうど風邪気味で迎えて

 金曜の昼は、主菜を連子鯛の酒蒸しにしたので、夕飯はもっと簡単にしようと思った。そこで、電気圧力鍋で、豚の挽肉とローリエ、じゃがたまにんじんを12分加圧して蒸気を自然に抜き、内鍋の中身を琺瑯鍋に移してしばらく煮て、3種のカレールウを混ぜてまた少し煮て、あとはイオンスタイルさんの宅配でもってきてもらったカットしてあるとんかつやコロッケを添えてフライ載せのカレーライスにした。菠薐草のお浸しとか大根煮とかも。それから、きのうはトマトを食べた。

 ある芸人の人が活動を再開するについて、係属していた民事訴訟を取り下げたという報道。わたしが芸能界と性犯罪というイシューでより強く関心をもっているのは、彼のことではない。NHK大河ドラマ真田丸』で加藤清正を演じ、ある石鹸のテレビコマーシャルではよくもわるくも話題をさらった、彼の出所後の暮らし、そして夥しい出演作の扱いである。

 服役のきっかけとなった事案についてはよく知られたものだから、ここでは詳しく触れない。身体に接触するサービスを提供する立場にあった人が拒んだにもかかわらず、性的関係を強要したというもので、いまこうして書いていているだけで憤ろしいものである。そこに釈明の余地はない。でも、あのとぼけたようで切れのある演技が、これから演技者である彼も、観客であるわたしたちもともに老いていく途上で、新たなものは一切見られないというのは、わたしは、残念なんだ。過去の出演作はなんとかアーカイブスから見られるとしても。

 

小倉遊亀画伯が昭和四十年代に描かれた舞妓さん