ぴょん記

こつこつ憶える

いかにもそういうのが好きそうにみえる

 美容室に於いて。ふだん、それそのものは買えなくもないけれど、高価ではあるし、足の甲に角のところから落ちてきたらきっと痛いであろうし、万一掲載されている商品が本気でほしくなったなら買えなくて苦しくなるであろうから、手を出さない『家庭画報』が読みたいなあと思う。でも、手渡されるのは、きまって『女性自身』とそのなかま。それだけでその美容室がきらいになるので、渡された雑誌をそのまま返して(「目が疲れているから。」などという大人らしいつぶやきは付さない。)、あとはまぶたを閉じてカットが終わるのを待つだけ。これ、10代のときからずっとそんな感じ。周りが『Olive』を広げているころは、なぜか『朝日ジャーナル』『文藝春秋』を購読していたけど(たぶん当時はびっしり並んだ活字が好きだった。)、美容室で渡されるのは、女性週刊誌。その種の雑誌を楽しみにしている人も、また、それらを作っている人たちをも貶める意図はないけれども、いまもむかしも女性週刊誌を含む一部の雑誌には、薄暗い嗜虐と売らんかなの経済原理が組み合わさった、標的になった人の心を押し潰すなにかがある。もっとも、女性週刊誌を渡してくれるカットの人にはたぶん悪気はない。でも、だからこそ、あなたはこういうのを読むのがお似合いなんですよ、と直感的に確信をもって文字通り鼻先にそれを押し付けられたようで、ゆえに、わたしは少しだけ不愉快になる。

 

 ところで先日、Kindleで、『家庭画報』のなかまにして競合誌である『婦人画報』を読んでみた。きっと自分の稼ぎがよい女性や、そうでなくとも豊かな家計でもって暮らす家庭の女性が主たる購読層なのだろう。それはそうなのだけど、特集がギフトだったので、ふだんわたしが定期購読しているマガジンハウス『&Premium』とついつい比較してしまった。さすがにプレミアムには、高級握り鮨に見立てたケーキの特注できるメゾンの紹介など載っていないけれど(あ、鮪1尾をそのまま再現したケーキも。)。わたしの知っている人は、きっと『&Premium』に乗っているほうのちょっとした贅沢品のほうをもらってうれしく感じるかもしれないと思った。

 

 以上、美容室にて女性週刊誌を渡さるるかなしみ、についてでした。

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(月曜日のお昼ごはん。コンビニエンスストアの手巻き寿司、うちで食べるときには、醤油とわさびがほしくなりますね。)

 

 

 この瓶入りわさびが、けっこう効きます。おいしいです。