ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

人間であることは同じで

今年のなかごろのこと。わたしは、昼日中に、それなりのホテルのツインの部屋(連泊2日目)で、足を伸ばして缶のビールを飲みながら、言いつけられた通りの手仕事をしていた。 ごく単純な作業ではあるけれど、小さくて壊れやすいものを扱うために、さすがに…

ぽんと叩くのと、踏み潰すのとは、ちがう

殆ど時事問題については書かないブログだけど、人体六〇〇万年史を読んであらゆるトラップにはまっている人類とわが身を省みてくやしくなったので、本日は現実に逃避することに。 まず、テロ組織に拘束されていたジャーナリストが、公的機関による勧奨に従わ…

よしながふみ『大奥』第16巻

大奥 16 (ヤングアニマルコミックス) 作者: よしながふみ 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2018/10/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 男女逆転大奥も第14代将軍家茂の時代を迎えて、いよいよ大詰めである。女性である将軍が、公武合体の…

あなたが嬉しいならそれだけで

他人の喜びが自分のそれと重なって、それで幸せになれたのなら、あとからあの時間、労力あるいは費えが惜しまれるとたとえ思ったとしても、それはそれでよかろうものを。 たぶん、中之島のホテルの客室から

数多の星を鏤めて

「ちりばめて」。これは、金偏。「縷々述べる」の、「縷」は、糸偏。 月刊flowers連載中の岩本ナオ『マロニエ王国の七人の騎士』では、城代の一人娘エリーと、7人兄弟の長男「眠くない」の結婚式。「夜の長い国」での、超常能力をもつ謎の男との対決を経て…

食べることばかり考えるわたしは

朝、ノースリーブのワンピースに着替えたところで、宅配便の人が(集合エントランスを通さずに直接)玄関に来てくれたので、そのままさっと出ると、さすがに10月も下旬であるからわたしの格好で驚かせてしまった。品物は、カステラ。松翁軒さんのカステラ…

『マージナル』

萩尾望都の旧作をKindleで読んでいる。一度は雑誌で読んでいることが多いし、その後に単行本を購入して何回も読んでいるものさえある。『マージナル』は、遠い昔に人から借りて読んだ。Kindle化されたものは、1999年の小学館文庫を底本にしているようだが、…

眠りの貯え

ほぼ毎晩、ベッドに入って、いつ眠りに落ちてもよい状態で、iPadで文章や漫画を読んでいる。目を閉じればすぐ入眠するくせに、眠るのを惜しむように眼は活字や絵を追う。8年前に最初のiPadを与えられるまでは、両肘か、少なくとも肩肘を布団についた状態で…

おかあちゃんとごはんたべ

いきつけのとんかつ屋さんでは、おかあちゃんとぼくは目立たんような隅っこの席に通される。いつもお母ちゃんは上ロースカツ定食、ぼくは子供用プレートを頼んで、ほんとうの狙いは食べ放題の繊切りキャベツや。ぼくのお皿のヒレカツ2切れは、おかあちゃん…

新宿駅は「怖く」ない

掲題は、新宿駅は相対的に怖くないとの謂いで、しかも、その比較対象とは、2週間前にヒトがたくさん並んでいないお手洗いがみつからずに難渋したJR大阪駅、だいたい「梅田」と呼ばれるエリアですが。 東京メトロ東西線の沿線住民であるわたしたちがJR新宿駅…

時雨にしてはやや長く

土曜は、陽もうららかに射し、ようやくよい時候になったものだと思ったのも束の間、夕刻になって、西側から強力な雨雲が寄せられてきた。やや乾きの足りない洗濯ものをそのままベランダに晒していたのを急いで取り込む。こういうのは、雨が止んでから、1点…

芋を焼いて食べる

金曜に詰めて仕事をしたおかげで、週末はゆっくり過ごせそうだ。 今週、身体中だるかったり胃が痙攣したり関節と筋肉痛かったり眠かったり、さんざんだったから、いま、わりと極楽。— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) October 19, 2018 今週は、いったいわ…

薄情になりたいと何度も

きのうの日付のエントリで、ずいぶん意地の悪いことを書いた。嬉しいか悲しいか、どちらでもいい、1回だけ、誰かわたしの感情に同調してくれないかと、過去を振り返って現在形で記憶をたどる。たどりはするのだが、試験、恋愛、失業、どのライフイベントで…

理解を望むのは贅沢というものだった

学生のころ、同じ高校の卒業生である友人Bから、高校同期のCが上京してくるから2晩ほどわたしのアパートに泊めてやってくれまいかと頼まれたことがある。B本人は女子寮住まいで、寮生以外の人を居室に入れることはできないという。なお、Cも女性である。 大…

アマゾン・プライムで雑誌

きのう、マガジンハウス社のCasa Brutusを2冊、無料でKindleにダウンロードした。Casa Brutusは、家庭画報と同じように、ページをめくっているだけでも楽しくて、文字通り贅沢な気分になれるけれども、価格が高めで物理的に厚くて重いので、よほどのことが…

寝られるまであと幾工数

月曜日は、日中、寝てばかりいた。時折起きて必要な用事を済ますけれど、またすぐ横になる。こういうとき、寝ているつもりで文庫本一冊、Kindleで読み切ってしまうこともあるけど、昨日はほぼ眠っていた。『ディザインズ』第3巻、イルカのHA(ヒト化動物)…

胃腸の復調には時間がかかる

先々週の金曜日、いまからちょうど10日前に羽田空港から九州へ発った。午前8時のフライト。ひとりで飛行機に乗るのは久しぶりだったので、遅れないように早起きして、始発の地下鉄に。朝食は、羽田でおむすびを2個、冷たいお茶でゆっくりと食べた。 昼食…

Fire TV Stick が届いた

Wi-Fi 無線LANの設定は物理的に何カ所か挿すだけなので、3分で終わった。わたしがそれをしている間に、テレビにFire TV Stickが挿されていたけれど、なんということでしょう、屋敷が広すぎてWi-Fiがあまりに微弱であるとテレビの画面は訴える。 しかたない…

すみだ水族館へ

オリックスが経営する、すみだ水族館。イオンネットスーパーの懸賞で、この水族館のチケットが当たったので、時間ができたら行こうねといっていたところ、今週末にいけると家族がいうので出掛けることにした。 曇り空のうえに寝不足で、あまりぱっとした気分…

編みかけ行方不明

旅の途中で編んでいようと袋に詰めた腹巻き帽子の編みかけが手元から消えた。一通り探したけれども見当たらない。だいたい2000円の毛糸の一度編んでほどいた毛糸、買ったばかりの3号棒針60センチ900円、そしてわたしのながらの5時間が、パア。 ヒ…

わたしはあなたが恋しかった

思えば旅の間中、汗をしとどに掻いてばかりだった。10月上旬という各交通機関及び施設の空調が微妙な時期であったこと、台風が接近中の中に突っ込んでいくという旅程、ジャケットにストール巻きという服装など、いかにも発汗しそうな条件が揃っていた。 4…

中之島のホテルに

そのホテルは、京阪中之島線渡辺橋駅近くにある。USJのアソシエイト・ホテルとのことだが、なぜだろう、ホテルのロビーやメインダイニングであり唯一の食堂である「博多廊」では、USJに行きたがる年齢のお子様をそれほど多くは見掛けない。 大阪中之島の南側…

東京に戻ってきた

午前中の新幹線で東京へ。ホテルから大阪駅までは、小さなバスが出ていて、前回もお世話になった。そのバスから直近のJR大阪駅桜橋口、なぜか階段のみ。わたしの脚力はともかく、肺活量が少なくなっているので、ややきつい。しかし、桜橋口から先は、確実に…

京都に行って帰って

大阪での宿は、6月にお世話になった中之島のホテル。渡辺橋から各駅停車に乗って、終点の出町柳まで2時間ほどの移動。出町柳から叡電で一乗寺。ここで毛糸を少し。生成りの毛糸もカセで買ったので、染めてもいいし、そのまま何かに編んでもいい。 ただ、京…

小倉経由で大阪へ

別府で宿泊したJR系の宿は、とてもよかった。ちょうど金木犀の花の季節で、その香りが漂っていた。早い時刻に湯から上がって、夕飯を1時間45分ぐらいかけてゆっくりいただいた。 7日は、朝から4時間ほど掛けて、別府から大阪の中之島まで移動。小倉での…

『散り椿』

2017年に亡くなった葉室麟の原作を映像化した作品を観た。岡田准一演じる瓜生新兵衛の太刀を西島秀俊が受けるシーンがあって、そのあとに大勢の刺客が待ち受ける中に、このふたりが切り込んでいくわけだが、さすがに西島秀俊、がんばって稽古をしていた…

空気が入れ替わる

そろそろ咲き終わりとみて、九月一杯でほぼ日手帳などにつけていたその日開花した朝顔の種類及び数の記録をやめた。でも、10月4日に遅れて小さい紅のが3輪咲いた。 これを夏の名残として、湿った南からの海風がさらりとした北からの針葉樹の森をわたって…

どんぶりものと秋の空

きのう、親子丼についてのエントリを書いていて、『酒とかみりんとか、七味唐辛子や漬け物について触れなくてもいいのだろうか。』と一瞬だけ迷った。それらについては、親子丼には、たとえば酒やみりんについていえば、適量を加えたほうが、それもよいもの…

re:親子丼の作り方

potarium.hateblo.jp id:potariumさんのブログに親子丼の記事がありました。『おへそのおなか』、いつも楽しく読ませていただいております。 お書きになっていたレシピで、もう十分おいしいのではないかと思いました。その上であえて申し上げますと、もし、…

編む時間、じつはここにはいない

昨夜は民放の衛星放送で、「桃太郎侍」「鬼平犯科帳」のドラマ2本立てだった。昭和後期の演出や小道具を楽しみながら、編み物をする。 このところ、現在過去未来の身内のもめ事を掘り返す毎日で、大半がカネ絡みのトラブルであるが、資産がいまの10倍、あ…