ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アイス配りをり弥生の末に

『ペンタゴン・ペーパーズ』『レッド・スパロー』を観に出掛けた。29日に日比谷に大規模な複合娯楽施設が開業したのでそちらに人が流れるかと思っていたら、それほどでもなかった。 世は、春。 地下鉄からビル伝いに映画館のある建物に入る途中で、アイス…

ライト衣替え

きのう、都心では24℃ほど、練馬区では25℃を超えた最高気温を記録したという。とはいえ、うちの最寄観測点は、22℃ちょうど。気温はどんどん上がってははいるけれども、自分の身は、このごろ、怏怏としてたのしまずというのが常態になっている。いまより…

昼前シャンプー

きのう、シャンプーとコンディショナーのセットを買った。エフティ資生堂が現品より少ない容量で売り出したTSUBAKIの「ふんわりつややか」。このごろ、髪を染めたり、ホテルのアメニティで洗ったりしているので、もうたいていのシャンプーでは大丈夫な気がし…

外国語学習の滞り

思うところあって、昨年の11月ごろからツイッターを熱心に使うのをやめて、PCの画面にもいわゆるタイムラインを常時表示しないようにした。そうしたら、各種外国語の単語・熟語のbotや、ニュースの見出しを目にしないことになり、あれ?と思った事柄につい…

外気温は21℃でも

建物全体の熱容量が大きすぎるのか、家の中でぶるぶる震えている。ゆうべは、『銃座のウルナ』第3巻を読み返して、艦砲射撃が極北の小さな島を破壊した日、ウルナが最初に撃ち漏らした唯一の蛮躍の主が、生き延びて、退役した彼女の前に立ったのだと確認し…

弱いわけでもなく劣っているわけでもなく

むかし、たばこを始めたら、しばらくしてたばこをのむ習慣をやめようとしても、なかなかなかなか(以下、「なかなか」が5000個ぐらい続く。)やめられなくておおいに難儀した。たばこを再開するたびに、たばこをやめられないことを理由として自己評価が…

いのちを語る漫画

朱戸アオ『リウーを待ちながら』第3巻が発売されて、同作は完結した。富士山の麓、横走市という架空の自治体で、サルモネラ菌によりより厄介な性質をしょわされたペスト菌がアウトブレイクする。市内への出入りは制限され、医療者らの奮闘も空しく、死亡率…

クロックムッシュ擬き

ゆうべであったか、テレビの料理旅番組で、コウ・ケンテツさんがフランスのブルターニュあたりを旅して、ある牧畜家の屋敷で8人分か10人分かを一息に作るクロックムッシュを供されていた。牛乳にバターかチーズを豪快に溶かし入れてパンに沁ませるアパレ…

急に春に戻った

木曜の午前から午後にかけて、身体の異状は続き、布団の間に蛇のように丸くなって具合の悪さを遣り過ごそうとした。そうしているうちに天気が急速に回復し、うらうらと陽さえ射してくるに及んで、あちこちの痛みが消えていた。大急ぎで4日分の洗濯。 さて、…

こちら、巻繊うどんに……なりたり

月曜日に、Amazon Prime Nowで、日本橋三越さんから弁松の並六だのたもかみのおこわだのと一緒に、二幸のハンバーグや吉川水産の西京漬を取り寄せてはいた。しかし、明けて火曜日、あいかわらず、関節が痛くて調理意欲が湧かない。有り体にいって、風邪の症…

風邪引きは続く

ところでここしばらく、自宅のトイレの天井に埋め込まれた換気扇が不調であった。換気はするのだけど、ものすごい異音がする。十年ほど前にも同じことが起こり、その際に、メンテナンスの係の人からは、このタイプの換気扇はハネの掃除もしないでまた異音が…

風邪引き月曜日

先週後半に感染したなんらかの雑菌、今朝は、わたしの身体を舞台にお祭り騒ぎである。この身体は複数の薬剤で免疫力を低下させているので、なんらかの「相性のよい」雑菌が一定量侵入したら、場合によってはたいへんな騒ぎになる。今回がまさにそれで、ただ…

毛糸つれづれ

映画を観ながら編むことを数日続けたので、やっとOpal毛糸を2玉つかった斜めストールが出来上がった。もうすっかり春で東京でもソメイヨシノが咲いたよとか、950mの毛糸を1メートルそこそこのストールにするためにすっかり消耗してしまったとか、そう…

なんのために来たの、ここに

午前零時から5時まで、六本木の外れのマンションにあるそのクラブでは、初対面の相手と同意した上での交合が行われる。参加費は、男性2万円、女性1000円、カップルは5000円だったか、いちおう清潔なタオルやシーツの揃った場所で、簡単なルールも…

国を麻薬禍から救った女性

普段通りに動いても鼻と喉の調子が悪くなりそうなので、好天を幸い、洗濯物を干したほかは、iMSでレンタルした映画を観ながら、Opal毛糸で編む斜めストールの続きを。 ヴェロニカ・ゲリン (字幕版) Joel Schumacher ドラマ ¥1000 大好きなケイト・ブランシェ…

配達料が上がったり

家内に風邪引きが出て、自分もなにやら崩れかけのような感じなので、昼と夜それぞれ食事の配達を頼むことにした。出前館では、ココイチは、従来、税込2500円以上の注文で200円の配達料を無料にしていたところ、税込3000円以上の注文で400円の…

物理版を買う春の日永に

きょうは、無印良品週間の初日ですぜ、奥さん。「無印超え」を探すのも止めはしませんが、たまには無印良品でも雑貨買うてやってつかあさい。 無印良品週間 | 無印良品 吉村萬壱の本を2冊Kindleで読んだついでに、彼が描いたという「漫画」の本を取り寄せた…

毎月の食費のこと

ある雑誌記事では、モデルとされた家計の1か月の手取り収入が30万円で、そのうち食費は14パーセントの42000円だった。ちなみに夫婦の小遣いは、合計で12パーセントの36000円で、被服費の記載はなかった。手取り30万円のうちの20パーセ…

春の夜寒に

夜中にふと目が覚める。3時12分とかに。悲愁をおぼえる。慾望が充たされないがゆえのかなしみではなく、この上いったいなんの希みがあって、みずからは呼吸を繰り返していくのかという惑いのゆえに。これまでしばしば曝されていたさびしさが手の甲を指先…

流しにぶちまけられた丼のなかみ

こどもでもなんでも叱ったあとで哀れに思うのが厭さに、感情の激発とそれに伴う所為からできるだけ距離をおきたいと思う。たとえば、(遅くなる日は遅くなると妻に連絡する習慣のある夫が)遅くなるとの連絡なしに遅くなった日、夫の帰りを待っていた妻が怒…

食べて遊んでくたびれて

2週続けて午前中に映画、お昼は鮨、帰りにデパートの地階でおいしいものを買う、という個人的な贅沢に耽ってしまった。 otekomachi.yomiuri.co.jp きのうは、夕食ののち、上の小品を調理した。ほぼ日などでカリー番長として知られる水野さんのレシピなので…

『シェイプ・オブ・ウォーター』を観た

白人による黒人への、ヘテロセクシュアルによるゲイへの、話せる人からの話せない人に対する、上位者からの下位者に対する冷たい眼差しにときおりひやりとしながらも、ヒロインの瞳の豊かな輝きが千のことばよりも賑やかに、異類の男の心を和ませていく様子…

大雨の途中の気温上昇

ゆうべ、うちの最寄の気象庁観測点では、23時の気温が8.6℃だったのに、24時には14.3℃になっていた。宵の口の天気予報で示された気圧配置も妙な具合だったので感想をそのまま口にしたら、家族が「北の空からおことのことを見ておる目じゃ。」など…

異類ぞろぞろ大行進

細くて薄い登場生物たちが、それぞれ健気に己の生を全うしようと振る舞う話がこれでもかこれでもかと詰め込まれていてほろりとした。同じ作家の『宝石の国』のほうは未読だけど、短編集の各話の完成度の高さからして、さだめしその人気の高いのもむべなりと…

エビデンス社会

ふと、実に安易に、「エビデンス社会」なる語を思いついた*1。きのう、自分ひとりのためのひるめしを用意していたときのことだ。 炒飯の素さえもつかわない簡素な炒飯 この玉ねぎとハムと卵が入った炒飯に、刻み九条葱を添えたほうが写真としてよいのではな…

マルタイラーメンすする昼

かつてわたしの知る春先というものは、三寒四温が何回か繰り返されて、雨が続いたかと思うと、じきにソメイヨシノがほころぶという具合だった。その変化は、行きつ戻りつしながらも、穏やかで緩かった。その様がここ十年ほどの間ににわかに尖鋭化してきて、…

ドラゴン・タトゥーの女

あいかわらずOpalの毛糸で斜めのストールを編んでいる。前のは1段が59目だったけど、今回は同89目なので幅は約1.5倍、その代わり、1玉で編める長さは3分の2になる。だから、もうひと玉、毛糸を継ぐことにした。こんどは暖色系の染めが多いけれど…

ひばりの朝

ここにひとりの少女がいる。父、母をはじめとして、周囲の者は、誰も彼女と心を通わせようとしない。そして、勝手な思惑に基づいて、大きく小さく浅く深く彼女を傷つけ続ける。黙って寄り添って、しかし、彼女自身にはけっして触れないような愛情がひとかけ…

『空海』みてきた

中国語圏でのタイトルは、『妖猫傳』。登場人物、謎解き、音響効果、なにもかもがいかにも春闌の盛唐のみやこ、長安にふさわしいけれど、群を抜いて豪奢だったのが、セットと特殊効果。楊貴妃の誕生日を祝う大宴会で、李白の才を正当に評価して、たくさんの…

くすりに中るの、しかたない?

このブログの目下の体調がああだこうだというエントリは、わたし個人にとっては役に立つけれども、ただそれだけのことだろう。今週は、季節の変わり目や低気圧の接近などが影響して、始終、眠ることばかりを望んで、かつ、実際に眠り続けてきた。その意識の…