ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

携帯電話の履歴書

 来年開催の東京オリパラの聖火リレーに用いられるトーチをデザインした吉岡徳仁さん、2005年ごろにau design projectMEDIA SKINというのを発表されていて、黒いのを数年使用した記憶があります。

 その前に使っていたのが、INFOBARのBUILDINGで、同時並行でカシオのごつごつしたのも鞄に入れていました。携帯電話のEメールのほうに、当時、仕事がきっかけで知り合った女子高生、女子大生の皆さんが、もしや絵文字のほうが多いのではと疑われるメールをぼんぼん送ってきて下さるものだから、パケット上限なしのオプションをつけていました。あのオプション代と、パソコン通信時代のニフティの課金の合計額で余裕で少し気の利いた小型車が買えます。あの時代、けっこうな数の人が、ニフティの課金はともかく、携帯電話のパケット上限なしオプションを払っていたと思います。

 さて、INFOBARやカシオのGより前となると、どれも本当に小さな携帯電話だったという記憶しかないのです。折りたたみ式よりはいわゆるロリポップ式ばかり選んでいたのと、液晶部分が小さくて粗かくて文字が見づらかったことをようやく思い出すくらいです。

 いま?メインもサブも、どちらも京セラの果物系の赤いのですね。ひとつは、INFOBARの15周年記念プロダクトです。そして、どちらも附属のカメラがやたら有能です。

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一人分の細巻は、なんだか歪んだ感じも、おいしそう

 

福神漬・一澤帆布さん・細巻三昧

 髙島屋さんの通信販売の中で明治屋さんの、とりどり合計2500円以上お買い上げで配達します、というのがあります。そこで小さな胡瓜の瓶詰を買って、2本ずつ取り出しては刻んでポテトサラダに混ぜていたことがあります。塩気と酸味と歯触りがマッシュポテトの中に潜ませてあるので、ポテトサラダ全体の調味がさらに控えめになります。福神漬なら、炒飯や、ドライカレーに刻み込んでもいいかもしれません。あれを作るとき、脱水を兼ねてけっこう大量の砂糖を使っていて、漬け込む間に野菜の味も出てくるので、お好みにもよりますが、炒め物に塩気と甘みを足すにはもってこいなのです。

 (常体に戻して)2月の半ばに知恩院近くのお店で注文した一澤帆布さんのバッグが先週の末に届いた。注文してから届くまでちょうど1か月で、想像していたよりずっと早かった。翠水玉の大きな平ぺったいバッグと、青ねずのショルダー。縫い立てのバッグ独特の匂いがよいので袋に入れたまま枕元に置いて、これらのバッグをもって出掛けるかもしれない数少ない先を思いながら寝ている。自分の服の色味がきわめて地味だから、せめてショールとバッグだけはきれいな色のを選ぶ傾向があって、これは小学校高学年以来、ばあさんになっても変わらない*1

 オノ・ナツメさんの『Have a Great Sunday』を再読して以来、鮨屋さんの細巻に取り憑かれていて、とはいえ、わたし自身は、干瓢巻きと鉄火巻きがあればいいのだけど。でも、「とろたく」もおいしい。いずれも「銀のさら」さんの。

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右上のほうに「とろたく」という魔性の食べ物がいる

  食品宅配で届いた長ねぎがとてもきれいだったので、刻んで卵液にするところまで任せて、あとは小さなフライパンで千草巻のようにしてよく食べた。今週は、卵があと20個、家にある。

*1:先日、年齢の近いきょうだいに、「わたしたち、もはやばあさんなのよ。」と親切にもSMSで教えてあげたら恐慌をきたしたようなので、面白いのでしばらく経ったらまた言うことにする。

春の日永に意地が悪い

 まったくもって、自分の因循さに惘れるばかりで。厭なことばかり考えるのそろそろやめにして、トマトの苗作りでもしたい。

 ところで、このごろLINE(企業の公式アカウントしかフォローしていない。)で、ピザのクーポン番号などを手に入れて、それを使って割安にデリバリーでピザを食べたりしている。わたしは、小麦粉の記事に塩気が僅かに染みていればもうそれで十分なので、マルゲリータというトマトとバジルのピザが好きだ。夫は、肉とその加工品の焼いたのがいいようで、ギガミートのたぐいを選ぶ。一番薄い生地にして、少しずつ、オレンジジュースで流し込むようにして食べて、それが夕食になる。

 

 

 

『グリーンブック』

 出自ではなく、才能によって洗練された振る舞いを身につけた黒い肌のピアニストと、腕っ節と度胸のよさで鳴らしていたナイトクラブの用心棒が、1962年のアメリカ深南部を興業旅行して回るロードムービーでもあり、観客にとっては、ほんの5、60年前の人種差別が慣習と呼ばれていたアメリカへのタイムトラベルでもある。

 1960年代は、いまだ、アフリカ大陸などにルーツをもつ肌の色の濃い人にとって、ひとりで定められたエリアから抜けること、夜間に歩き回ること、そして警察官に逆らうことが命懸けだった時代だ。ことにニューヨーク市に代表される東部に比べ、深南部では、黒人が旅をするためには、「グリーンブック」という題名の黒人の宿泊が許されたモーテルなどを紹介した旅行案内を頼りに、ごく控えめに振る舞わなければならない。その深南部及びその周辺の各都市で、白人の聴衆に熱烈な歓迎を受けるピアニストは、しかし、その肌の色ゆえに、演奏するレストランでの食事を断られ(物置のような控え室で食事をしろと言われた。)、邸宅のふつうの手洗いの使用を禁じられた(示されたのは、庭の隅に立つ使用人用のトイレだ。)。

 街中では、不当に試着を断られ、不当に殴られ、不当に逮捕され、それでもピアニストは旅を続ける。はじめは立ちはだかる異文化の壁と、拭いきれない差別感情ゆえに雇い主との距離を感じていた運転手兼ボディガードは、ピアニストの才能に感動し、旅回りによって触れる景物の豊かさに、だんだん自分の立ち位置をずらしていく。その変わりようが、潔くて観る者を引き込む。ピアニストもまた少しずつ(行儀悪く?)変化していくのだけど、それはまた別の話。

 ただし、黒人の同席を拒むことを差別ではなく慣習であると言い張る60年前の人々を旧弊で啓けぬ者たちと処断することがこの映画の目的ではない。大笑いしたあと、もし、身の回りにひとつだけでも、自分が寛容になれることがあったら、それを心懸けてみてほしいというのが隠れたメッセージのような気がする。

gaga.ne.jp

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帰りに「つる瀬」さんで餅菓子ぎっしり。

 

『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

 日比谷シャンテで観た。もっとも期待していたのが衣装で、これは、メアリーのたびたびのお召し替えごとに侍女たちが袖を丁寧に留めているシーンがあったように、やや略式とはいえ満足のいくものだった。それぞれの衣装は、メアリーは、青が基調で、エリザベスは、おもに赤。冷たく湿った城砦に住まうメアリーに比べ、エリザベスはやわらかな日差しの射す大きな宮殿に君臨する。

 エリザベスのメアリーに対する感情は、よくあるような激しい嫉妬の裏返しである威圧的な行動に示されるものではなく、厩舎で仔馬を眺めたあと、ちょっとした仕草で表現されるような感じだ。わたしはこの先、実子を儲けることのない中年の女なのでなんとなくわかるのだけど、子のない女の一部の者は、自分に子のない事実そのものには傷心しない。子がないことが王国の存亡に関わることでエリザベスは貴族から詰め寄られ、従妹のメアリーからはぐいぐいと押される。

 エリザベスは十分に賢く人道的ですらあるし、メアリーも頭がいい上に勇気がある。感情に振り回されて、愚かな判断をしたポイントを誰も指摘できないのに、やはりメアリーは、最終的に刑死してしまう。

 あなたに会うから鬘つくらせて精一杯おしゃれしてきたのよ、という、終盤近くの、エリザベスの台詞の無惨な可憐さときたら。

 

映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』公式サイト

 

イギリス史 (世界各国史)

イギリス史 (世界各国史)

 

 

鍋キューブでチゲ鍋

 一人鍋ならキューブを1個溶かして、多人数なら人数分のキューブを溶かして使う鍋キューブが台所にあるので(わたしは買わない)、それを各4個ずつ使ってこのごろ2回、チゲ鍋をした。

 2回目のチゲ鍋を調理した木曜の夜は、野菜は、韮、キャベツ、小松菜、豚肉のバラ肉2種、厚揚げ2個、キムチ200gを勢いよく煮た。それから一旦鍋を台所に戻して、国産小麦粉ベースのチルドのうどんを2玉。

 わたしは、たまに、白菜のキムチが大好きな時期を迎えることがあり、いまがちょうどその時期で、毎週水曜の食品宅配で400gのキムチをいつももってきてもらっている。それを昼食の前後に台所で小皿にとってフォークでつるっと食べる。イタリアンにも中華にもそれぞれに旨いものはあると思うけれども、地球上でキムチほど、わたしの舌と腸にありがたいものはないのではないかと。たぶんわたしが勤め人で、職場の宴会で焼肉屋に行ったとしても、このキムチ期にあたれば、肉そこのけで各種キムチばかり食べている気がする。就中は白菜キムチで、いつも食べている信州のキムチは最高といってもいい。

 そのキムチを半量差し出してのチゲ鍋である。自分もそれを食べるのだからいいようなものであるが、プラの瓶を鍋の上でぺらっとそのままひっくり返してキムチも汁も一緒に注ぐとき、軽く喉が鳴る。

 まだ肌寒い時期だから、おいしいですよ。

 

味の素 鍋キューブ ピリ辛キムチ 76g×3個

味の素 鍋キューブ ピリ辛キムチ 76g×3個

 

 

スターバックスのコーヒーとポイント

 先日も、パルコヤ(PARCO+松坂屋の「や」)でスターバックスのお店に寄った。店内はほどほど空いていて、レジの青年は、やっとよい陽気になりましたね、これからお出かけですか、と礼儀正しく話しかけてきた。わたしの個人的な観測範囲では、スターバックスのレジの人で、軽い会話を仕掛けてくるのは、男性7対女性3くらいの感じだ。それから、わたしのスターバックスカードは、札幌で作ったものなので、「札幌のカードですね、かわいいですね。」というのもよく言われるが、これをいうのは9割方、女性で、東京の神田でも金沢の駅前の店舗でも言われた。ただし、京都では、たぶん、ない。一回も、ない。

 このスターバックスのカード、一昨年の初秋に、札幌で緑のスターを貯め始めて、途中で2回目の白内障手術(右だけ)とか、それから4回の西日本旅行とかを経て、やっと金のスターをあと18個獲得すれば満点になるところまで漕ぎ着けた。もうこの満点の特典が何だったのか、忘れてしまったのだけど。ただひとう分かっているのは、継続してスターを貯めなければ、金のスターを集める資格を失うということだ。

 料率の低さや通う頻度の小ささから、開始から1年半を経てやっとわたしのスターバックスカードが特典を使えるようになったわけだけど、自宅の近所にスターバックスの店舗がなく、外出自体、ほとんどしないとなるとこういう感じになるのかもしれない。

スタバコーヒー、家庭で手軽に ネスレがカプセル販売:朝日新聞デジタル

 ドルチェグストスターバックスアメリカーノ、飲めるのか。すごいなあ(企業間協力の意味で)。

 

  たまにホテルに泊まると、これに似たマシンが湯沸かしポットの隣に置いてあることがあって、エスプレッソ様のものをすばやく仕立ててくれるけれど、あのカプセルの片付けなども、清掃スタッフさんがやってくれているのだろうなあ。