ぴょん記

こつこつ憶える

energize するもの

 気落ちしがちであるからだろうか、とにかく赤いもの、赤い花や実を連想させるものが自然と集まってくる。その一例が洗剤である。

 ふだん、わたしはバスタブを人間用の石鹸で洗う。自分は感染予防のためにバスタブを使わないので、お湯に溶けているのは人間ひとり分の皮脂などである。人間の皮膚は石鹸で落とせるので、バスタブも人間用の石鹸をよくスポンジで泡立ててこすり、お湯をかけて何度もスポンジで洗い流せばきれいになるはずだ。そして、数回に一度は、中性洗剤をつかう。今回、その洗剤を、「アロマ&消臭」の表示のあるバラの絵の描いてあるスプレーにしてみた。……手袋をしていなかったので、液の匂いが指に残って、やむなくその晩に予定していたおむすびは延期することにした。

 トイレのスタンプする洗浄剤と泡スプレーもなにやら花の香りのするものにした。ずっと無香料が当たり前だったのに。

 タオル類につかう柔軟剤も、お試し用小容量というのがあったので、西洋の女の名がついた4種類から、よりによってスカーレットという、深紅のボトルに入ったのを取り寄せてみた。公共交通機関の中で他人の衣類に使われている柔軟剤で気分が悪くなる人もいるというから街着には使わない。フッ素コーティングのフライパンの出す気体が小鳥のいのちに関わると聞いてからは、わかる範囲でそういうのは極力気をつけようと思った。

 そういえば台所洗剤も、フロッシュのアロエに添えて、同じフロッシュのブラッドオレンジをまた置くようになった。さすがもとはドイツ製。下手すると菓子に加えるよりもよくできた香料を使っているのかもしれない。ともだちなのにおいしそう、ならぬ、洗剤なのにおいしそう、である。こどもの手の届くところにはおけない。

 そして、仕上げに、これは洗剤じゃないけど、濃いハーブティーを啜って、漸く少し和む。

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