だんだんとまとまった量の食物を咀嚼できるようにはなった。それが胃を通過して、腸を過ぎる間に身の養いになるかどうかは、また別の話であって、とにかく饑くて動けなくなるのはともかく、その次ぐらいに食べたものが原因で身を揉む苦しみを受けることは回避したいものだから、口に入れるもの選びはどうしても慎重になる。
消化がよいかわるいかはともかく、トマトだけはゆっくり噛んで食べる。柑橘もおそるおそるではあるけれど喉に通る滴はおいしいと思う。これでプリンが食べられればいいのだけど、まだ固形の動物性蛋白質は難しそうである。といいながら、刺身を二切れ食べたりもする。
食欲は直線的ではないものの、だんだんと恢復してはいる。ただし、調子にのるとまたすぐに胃腸が休みたがるので、27日土曜日も昼夜ほとんど食べなかった。例外的に走りの島原産の西瓜を食べた。これは文句なしに旨かった。
4年前くらいに夏の終わりに贈答用に注文した。大きく甘いと先方で評判だった。