ぴょん記

こつこつ憶える

家族の食卓

 例の片仮名4文字の話題に移る前に、リビングでのテレビ視聴にまつわる私的怨恨を数行。 敬体常体混淆しています。

妻がテレビ観てるとき話しかけてくるんだが

性差をあえて無視して書けば、そのリビングには「テレビに向き合っている人」と「配偶者とおしゃべりしている人」がいて、テレビのストリームを優先したり、長々と話し続けていたりするといつかは揉めることになる。

2015/08/20 10:20

 

 小学生のころ、正方形の座卓で家族のうち4人でひとり一辺を占有して食事をとっていたところ、わたしはテレビを背にした席で、しかも、19時のニュースからその続きのバラエティ番組まで食事の時間帯であるのにテレビの映像及び音声を流しっぱなしにする習慣があったために、父母きょうだいの3名がテレビ画面に反応しているにもかかわらず、わたしのみが食事に集中して食卓の話題についていかない事態が毎日のように頻発した。ふりかえってテレビ画面を見ようとすると行儀がわるいとかなんとかで。しぜんと食事を終えたら食器を下げて自分の部屋に静かに移るようになって、その部屋には食事を終えたあともテレビをみて心おきなく笑っている3名の声が届いていた、けど、「連想ゲーム」「クイズダービー」であれだけ笑えるのはどうかと思うな。

 

 そういう次第で、食事中のテレビ視聴やそもそもテレビ視聴一般について、わたしはあまり積極的ではないし、若いころ、ともだちのうちにお泊まりによばれて一緒にリビングに入った途端にテレビのリモコンを入れられたり、自分のうちに遊びにきたともだちがテレビのリモコンを要求したりするのは正直なところやや厭かもと思ったりもした。現在は、妥協点として、食事中にテレビの映像及び音声が流れていて、食卓をともにする人がそれに注意を払っているとしても、自分までがそれと同じ深度で視聴することを要求されなければ、黙って食事を進めていればいいかと。話したいことがあって、しかし、食事を終えてもずっと相手のテレビ視聴が続いているようならば、広告の時間などに、「これは大切な話なので、いましておかなければならないと思うので持ち出すのだけど。」と前置きをした上で、手短に伝える。

 

 テレビ番組なんて、視聴者の注意を惹きつけることに長けたプロが、何千人も何万人も束になって全力で作り上げて、このへんだと東京スカイツリーからお茶の間まで強力にお届けしている代物なのだから、おうちで心をこめてお夕飯を拵えている程度の奥さんのおしゃべりが、コンテンツとして敵うわきゃないのです。あえて対抗するときは、隙を見計らって、心にながどすを抱いていきましょう。

 

 それはそれとして、例の片仮名4文字、平仮名で書くと「めしまず」ですが。朝の連続テレビ小説ごちそうさん』で、主人公め以子の長女であるふ久ちゃんが、め以子があまりに料理上手であったために、おいしいという状態を理解できずにいた、というエピソードがありました。それと反対に、いや、似たようなものか、わたしは、なにかの食物が「まずい」「おいしくない」という状態に出会ったことがほとんどなく、みるからに食物としての寿命を終えている、衛生上口にしてはいけないものや、化学的に咀嚼して嚥下したのち人の生理的機能に障害をもたらす危険が大きいとおもわれるもの等以外は、すなおにいただいてきたように思う、思います。

 

 ゆえに、世の多くの、よめなりははなりのつくるめしがまずいというエピソードは、やや誇張された側面を含む、精神及び肉体にそれほど甚大な被害をもたらさない話だと割り切って読んでいたのだけど、ある人々にとっては、恨み骨髄に徹する深刻なものらしい。

 

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 いちばん手前にある和菓子、食事の途中で、ほいっと食べたくなる……。それから、ごはん、この倍くらいあってもよい。