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ぴょん記

まじめにはたらく

身嗜み、身繕い

 おととい、髪染めをした。1ハコ900円の2液式のチューブを混ぜて額から後ろに塗って15分間待ち、お湯で流して2回シャンプーすれば終わり。わたしはいちどに塗る量がしれているので、1ハコで5回くらいつかえる。

 はじめて髪を染めたとき、それは簡易な美容室でのことだったけど、美容師さんからいわれたことには、皮膚が弱そうだからあまり染めるのはお薦めしませんねえとのことだった。

 あまり染められないとしたら?加齢に伴って増える白髪、減る毛髪量、つまりはどんどん髪が白くなるのに、自前の毛髪ではとうてい全体的な黒みを維持できない、それでも人工的に染めるのはペケということなのか。……まあ、それでもいいけど。

 

 その後、例の病気をして、ステロイド剤の影響で、夥しく髪が抜けた。抜けた髪には、黒いのに混じってだいたい3パーセント前後の白い毛があった。自宅にいて、自分ではうまく髪を洗えない間、台所のシンクに野田琺瑯のたらいを据えて、夫がわたしの頭をLUSHの「紫ショック」できれいにシャンプーしてくれた。だから、めしが食べられずに栄養状態がよくなかったわりには、一本一本の髪の様子はそれほどおかしくはなかったはずだ。

 問題は、そのあと生えてきた新しい毛の集団で、もともとの髪の毛が洗って乾かすとぐるんぐるんに緩く巻くタイプだったのに、新しいのは妙に柔らかくて、そして、まっすぐなのだ。同じ時期、脚と腕からも目視できる太さ長さの体毛が消えた。そのすべてがステロイド剤の影響であるとは断定できない。なにしろ同時期、いろいろなことがこの身の上に起こったのだ。結論からいうと、わたしは、この新しい頭髪とはうまくつきあえなかった。あまりにまっすぐで滑らかすぎて、無印良品の髪ゴムなども油断するとすっと抜けてしまったのだ。

 この新しい毛は、いちどおかっぱにして、内側に段カットを入れてもらったあと、またもとのぐるんぐるんの髪と徐々に入れ替わった。もちろん、白い髪の毛の割合は、そうしている間にもじわじわと増えてはきているのであろう。いずれ、現在の、「気が向けば染める」ような呑気な対応では追いつかず(でも、染めたからといって例の美容師さんのおっしゃったようにはかぶれはしない。)、何週間かに一度、きちんと真面目に髪を液まみれにしなければならない日がくるのだろう。それも、そう遠からぬうちに。

 髪の毛の質感や色もさることながら、そのおかっぱにしてから髪ゴムひとつでシニョンにできるようになるまで1年半ほどかかった。何十年もだらだら髪の多くて長い状態に親しんできたために、これがまた背中の中程を超えるまでに何年かかるのかと思う。そう、髪が伸びるのも、あきらかに遅くなってきたのだ(一方、爪はそうでもない。)。

 この身体周りにいったいどのくらいの労力をつぎ込むのが適正なのかときどき考え込む。これも、世のひとをぎょっとさせない程度のみだしなみ、みづくろいということ以上に、わたしが自分自身をきれいにしたいと思う日がくれば話は早いのだけど。

 

サロンドプロ 無香料ヘアカラー 早染めクリーム5 (ナチュラルブラウン)

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