ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

あるシャンプーの廃番問題

 ボディショップのフジグリーンティという緑茶フレーバーのシャンプーとコンディショナーを年来愛用している。わたしは、髪染めもカットも理美容室を利用しないので、せめてシャンプー等ぐらいは少しいいものを使う贅沢を自分に許していた。なにしろ多少の実費がかかる髪染めとちがって、カットは、後ろでまとめた髪の毛の下がり端を左から前に回して、斜めに削ぐだけなのだ。理美容室の料金が何年間も累積0円なので、ロクシタンのふわふわしたよい香りのするハーブのシャンプーとコンディショナーを購入しても勿体ないとはいえないと思っていた。

 ただ、いいはいいのだが、ロクシタンではシャンプーとコンディショナーしか買わない。テ・ヴェールとかなんとか、わたしの好きなロクシタンのオーデトワレが軒並み正規品としての輸入を終了したり、製造そのものが打ち切られたりしたせいだ。病気が常態なので、化粧をして出かけるという楽しみはついに諦めて、あとはクリーム塗りと香りぐらいしか楽しみがないので、気に入りのオーデトワレが入手できなくなるのはかなり寂しいものなのである。

 その点、ボディショップならば、顔に塗るクリーム、手に塗るクリーム、風呂で洗うボディシャンプーなどが一緒に買える。価格も、同容量に引き直してみれば、おそらくロクシタンよりも40パーセントぐらいは安い。これは、大きい。シャンプーとコンディショナーをボディショップのフジグリーンティに変えて、ロクシタンでは、たまに同社の看板商品のひとつであるバーベナの軽いトワレを買うくらいになった。

 それなのに、なんということだろう。ここ数ヶ月、ボディショップの通信販売のページから、まず、フジグリーンティのコンディショナーの姿が消えた。姉妹商品であるストロベリーフレーバーのシャンプーとコンディショナーは昨年のうちに早々になくなってしまっている。なるべく静かに、新しいシャンプーとコンディショナーのほうにお客さんをシフトさせようとするボディショップの気持ちが透けてみえるような扱いのデリケートさである。

 フジグリーンティは、香りがすばらしかったのにと思う。まだ辛うじて販売されているシャンプーを何本か購入したとしても、セットのコンディショナーが100ml程度しか残っていない。香りを添加されていない別メーカーのコンディショナーを使用してもいいけれど、どのみち、シャンプーそのものもいずれは廃番になることだろう。

 そういえば、昔むかしの「エメロン」という安いシャンプーのケミカルな香料がとても好きだった。そんなことを思い出した。

f:id:e_pyonpyon21:20220407141504j:plain

トマトを一度に4kg買った。