ぴょん記

こつこつ憶える

自分を励まし剥く新栗

 水曜日の宅配で、ほんの20粒ほどの栗が届いた。無燻蒸であるから、早めに茹でて食膳に上せねばならない。ところが、このところ、わたしには処方薬のひとつの副反応が著しくあらわれていて、頻脈で疲労している。ゆえに、栗を弱火で30分ほど煮て、冷まして鬼皮を落としてそれから渋皮を剥き、粳米と餅米を半分半分にうるかしたのに混ぜて栗飯に仕上げるのが、どうにもはてしなく遠い道のりに感じられて苦しんでいた。……とりかかってみれば、なんということはなく、ペティナイフでくるくると皮も想像したよりは数段楽に取り去れた。そして、これだけ喜ぶのであれば、今季もう一度くらいは栗飯を炊いてもいいかなと夕餉のときには考えたくらいだった。