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ぴょん記

こつこつ憶える

寝姿の異様

 自宅では、それだけでベッドになるソファの背を倒して、そのまた上にベッド用マットレスの厚めのものを置いて寝ている。ベッド用マットレスとわたしの身体の間には、さらにふつうの敷き布団がある。その寝床の端で側臥位になって、背中をベッドと部屋の壁の間に置いている本棚に半ば入れるようにして眠る。大きな羽根枕を3つ、すべて頭の下に敷く。眠るときにその状態で、目覚めたときにも枕も崩れずそのまま本棚に抱えられている具合なので、おそらく眠っている間にはほとんど動いておるまい。このような寝方をするようになったのは、片方の脇腹に帯状疱疹後神経痛を煩うようになってからで、この神経痛そのものかそれとも無意識にそれを庇おうとする筋肉の炎症か、とにかくそちらの脇腹が疲れるようになってから、その側を下にして寝るととても楽になるからだ。

 もっとも枕を3つ遣うのは、かなり前からの習慣なので、この寝養生とはほとんど関係がない。

 

 『ダウントンアビー6』というテレビドラマで、日本でいうと大正の末年ごろの英国貴族の夫妻が、田舎のマナーハウスで主寝室だか奥方の寝室だかで、とてもかわいいサイズの寝台に並んで這入っていった。せっかく屋形が広いのだからもっと広い座敷で大きなベッドで寝ればいいのにとわたしが呟くと、家族が「ドラマのカメラに収まる程度でな。」と言った。