ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

異類ぞろぞろ大行進

 細くて薄い登場生物たちが、それぞれ健気に己の生を全うしようと振る舞う話がこれでもかこれでもかと詰め込まれていてほろりとした。同じ作家の『宝石の国』のほうは未読だけど、短編集の各話の完成度の高さからして、さだめしその人気の高いのもむべなりという佳作なのだろう。

 

 

 

 

 『ディザインズ』『大きな鳥にさらわれないよう』など、人間と重なるところのある、しかし、人間ではない何かの話に、気がついたら耽溺していることがこの一年なんだか増えた気がする。それははやりというよりは、命の器を形づくるということが、現実が創作をはるかに追い越した分野であるからかもしれない。

 

大きな鳥にさらわれないよう

大きな鳥にさらわれないよう

 

 

 

  実際にエディブルなものなので、同じエントリ内に書いていいのか迷うところだけど、先日、デパートの食品売場で魚介の切り身の西京漬を買い求めてきた。その中に烏賊が含まれており、片面は5ミリ幅でかのこ切りの包丁が入っていた。焼き縮まないための仕事だとは思うけれど、とにかくその切れ目からどんどん味噌の成分が身に入っていったようで、グリルで焼いみたところ、烏賊なのかしらこれという不思議な歯触りだった。売場の人はフライパンで焼いてと勧めてくれたけど、うちはガス台のグリルで毎朝のパンも柳葉魚も切り身も焼く。魚を焼くときは、一度軽くくしゃっとしたアルミホイルを広げてその上に魚を載せるといろいろ楽です。

 ああ、七輪に炭を熾して、鶏ももとか鰯とか焼きたいなあ。