ぴょん記

お暑うございます。

宮中女房について書いていました

 きょうは、どうやら複数の記事を読んで下さった方がおいでだったようで、その関係で約2年前の自分のブログ記事を読み直してみることにしました、のよ。

 

colorfuldays.hatenablog.com

 

 わたしの古典好きは、作家による部分的な現代語訳とそれに取材した美術作品の出版当時としてはかなり精密な写真の組み合わせの全集に負うところが大きい。たとえば、万葉集では、安田靫彦さん、伊勢物語なら、狩野派の誰か、みたいな調子で、話もよいけれども、絵もよい。京都国立博物館などで、たまにかつて写真で何度も見た絵のオリジナルに出会うと、これも本物だが、わたしが観ていたのも紛れもなくこれの正真のコピーという意味で本物であったと当たり前のことを考えたりする。

 井上靖後白河院』で、オムニバスの語り手のひとりに、建春門院平滋子に仕える女房がいる。定家の同母姉の健寿御前(建春門院中納言)なのだろうか。ずっとおきさきのそばに仕えていて滅多に宿下がりもできないまま、職場の水に馴染めなかったらそれはつらい毎日だろうと思うのに、作中の女房は、建春門院の心ばえの見事さから、少しも味気ない思いをすることなく、たのしい日々を送ったと聞き手に語ってみせるのである。亡き主を称揚することによって、自分の在り方も貶めないという、清氏の回顧談にも似た矜持を感じる。

 

 朝食 パン、ヨーグルト、コーヒー

 昼食 のこりごはん、カップラーメンシーフード味

 夕食 ごはん、牛肉、人参、じゃがいも、菠薐草お浸し、おとうふ

 

 

  期間限定で無料で読めるバージョンがありましてよ。