ぴょん記

こつこつ憶える

学生にも安心を

 そもそもなぜ東京大学の入学者の男女比を1:1に近づけるのが望ましいかという議論が未成熟だったのではないか。

 きのう、偏差値.bizというサイトを眺めていて、この上位100だか300だかの大学学部学科の入学定員の合計数は、同じ年の全大学入学定員総数のそれぞれ何割にあたるのだろうかと考えた。わりと定員の少なそうな私立大学の医学部医学科なども含まれていたけれど。

 さて、国立大学法人東京大学の上記の取り組みである。女子学生に対して行われようとしている家賃補助の額は月々3万円で、1年で36万円、4年間で144万円、6年間なら216万円になる。それでも、この補助システム単独で、国内最難関大学の女子学生割合を引き上げるための強力な誘引策になるかというとそれは疑問だけど、少なくとも逆方向の要素としては働かないだろう。

 ところで、東京大学と同じく、国立大学法人である東京工業大学電気通信大学では、学部生の女子学生割合とか、それを引き上げる必要とか、たぶん内外からいろいろな刺戟も加わって、きっとなんとかしなきゃいけないと話合いももたれていることだろうけど、家賃補助というのはプランとして出されたことがあっただろうか。

 女性だけに手当が篤いのは、とか、他にもっと困っている層が、などといろいろな意見があるのはどうか学内で十分に聴き取って制度の構築や運営に反映させてほしい。それがそれぞれの国立大学法人の運営する大学の個性を育むものだろうし、公立大学や私立大学にもそういう風が通うきっかけにもなるかもしれない。

 働く人が安心して暮らせるのと同じように、学ぶ人が身体を壊さず勉強に取り組めることが、民の竈の賑わいのひとつの証左だとわしは思う。

 

サプリ 6巻 (FEEL COMICS)

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 (2000年そこそこの大手広告代理店。椅子を連ねて仮眠をとるのが常態となっている主人公。)