ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

平日午後に満席なのは

 

www.parasite-mv.jp

 午前中に美術展を観て、そこから以前から気になっていたカフェに寄って、おいしいお昼の定食を。餅を買って、商店街のなかにある映画館兼カフェでお茶をのんで、バスで別の映画館へ。

 『パラサイト』は、オスカーを獲った直後とかで、中年の観覧者が多かった。それも女の人が圧倒的に。午前中から昼過ぎまでパートで働く奥さんが、夕食の仕度に取りかかるのに支障のないくらいの時刻に終わる上映回を選んだら、この枠しかないではないか。

 最後の最後で、車のキーをとるかとらないかのほんの数秒間の間、引け目とか陰口とか大水とかいろんな伏線でじわじわと溜まっていった膿が一気に噴出して「彼」を凶行に駆り立てた、その切っ掛けになったのは、「臭い」だったことがとても切ない。自分の貧乏を笑われることは耐えられても、身内の女の「匂い」まで貶められるのは、たしかに骨身にしみてつらいものだろう。