ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

また身体が弱り切る

 先週か先々週以来、家の中では困りごとを抱えている。そして、連休前ということで、通常業務に加えて、イレギュラーな行事がスケジュールに割り込んでくる。以前ならどうということもなかった量の煩瑣が、この病身にずしりと重くのしかかる。

 しかたないので、特に用事のない時間帯は、心がけて横になって安静にしている。今回は、背中に不穏な痛みの予兆めいたものが走り、過去の経験からこの種の兆しはやがて激痛に繋がるので、痛み止めをのんで様子をみる。たぶん、冷やしたほうがいいのだろうが、近くの部位で筋肉痛を疑っていたら、なんとそれは皮膚症状を隠していた帯状疱疹だったという過去があるので、いまのところ皮膚表面は湿布も含めていじれない。

 セルフメディケーションとは、ことほどさように心細いものである。文系の課程履修者でも、ともかく人間ではあるのだから、一般的な家庭医学を8単位程度、履修したかったものよ。

 体力が乏しい、経済的に恵まれていない、知的な蓄積が欠けている――そういう要素が、単独であるいは複数個、問題の根にあって、当事者を容易には這い出せない擂り鉢の底にとどまらせる事例をいくつも見てきた。気がつくと、テレビのドラマでさえ、ある種の社会が作り出したともいえる犯罪ものをわざわざ選んでいることがある。わたしの生涯は、もしかして、老いと病と死に強く引きつけられる人生なのだろうか。

 

 ミネバさんが、お父さんのドズルさんに、背丈も含めてまったく似ていない。