ぴょん記

こつこつ憶える

自堕落でいい

 どこがいけなかったのか考えはじめて、ああまた同じことのくりかえし時間のむだとやめてしまった。やりかたがまずかったのではなく、そもそもとっかかりのないところに視線を向けたのがまちがいのはじまりで、手をのばすまえに瞼を伏せてうつむいたから、もはや最初からなにもなかったことになったのだ、いまとなっては。どうしてもひとりでは生きていけない状況になって、そしてわたしがひとりでなおも生きようという意思があったとき、収容してくれる場所がどんなところであれ、もはやうまく息をしていける気がしない。生きようとする気持ちを自ら断ち切ると公言するのは21世紀の日本の社会にあっては体裁のよろしくないことだから、容れられた孔で細く浅く弱く呼吸をしてひからびていくのがわたしにできる最善の策だ。などと夢想しながらもわたしが思い出すのと同じくらいの頻度でわたしのことを手のひらでごろごろさせてくれるひとがいればいいなあと。