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ぴょん記

こつこつ憶える

ルールを遵守するということ

 

 火曜にはてな利用規約を読んだが、水曜はライブドア利用規約に目を通すことになった。いずれもユーザーに対して運営が定めた禁止行為に関するもので、これに触れた場合には、サービスの利用を停止「できる」とされている。つまり、Aというユーザーが禁止された行為をしたと主張して、Bという別のユーザーが運営に対してAのサービス利用の停止を求められるかというと、それはわからない。なにしろ運営は、区議会でも裁判所でもないから、Aがメンバーシップを維持し続けるかどうかについて、Bの要望に添う手続を行う義務は負ってはいない。少なくとも、利用規約を素直に読む限りでは。

 

 もしかしたら、Bは、そんなむちゃくちゃな理屈があるか、Aが利用規約で禁止された行為をしたことは明白なのに運営がそれを放置しているのは即ちほかの利用者の不利益を看過することにほかならないとでも異を唱えるかもしれない。でも、運営は、Aに対するサービスの利用を停止することも、そして、それを停止せずにいることも「できる」のだ。

 

 これは、あるレストランにおいて、Aという客がおかしなことをしているから追い出すようにBという客が支配人に要求できるかという問題とパラレルに論じることができるか。結論からいえば、わたしは、これを否定的に解している。

 

 すぐそばのテーブルの、誰もが目に付くところで、派手に持ち込みのお重を広げ、半裸になって声高に罵り合いながら、泥酔していくようなAという客に退店を促すことは、Bら他の客に食事とサービスを提供するそのレストランの支配人の立派な業務の一環である。脱いできゃーきゃー騒ぐ側では、落ち着いて食事をとることは難しいから、その障りを取り除くのも支配人のお仕事。

 

 他方、はてなライブドアでは、あるユーザーがたとえ利用規約で禁止された行為に手を染めたとしても、多くの場合、他のユーザーにとっては、それらの行為は「ただちに影響はない」ものとして扱われる。特に、はてな内では、これと決めたユーザーのブログやブックマークにいわゆるsquelchを掛けるサービスが段階を踏んで実装されてきたから、これが逆に仇となって、なにかが目障りならば見なければそれでよいとして片付けられがちになってきた。その結果、BがいくらAをサービス内から排除する必要性を強く感じていたとしても、はたしてそこになんの補充性もないのかと逆に問われる始末である。曰く、あなたがみなければいいだけのはなしでしょう?と。

 

 そう。ごく個人的な好き嫌いなら百歩譲ってそれでもよいだろう。ただし、例外的に、真に公益上こりゃまずいという場合、「わたしたち」は、はてなライブドアに対して、本当に何の要求も出せないのだろうか。

 

 

テキストリベンジポルノ - はてこはときどき外に出る

利用規約の1.4.あたりを読むと、「禁止事由」に該当していれば、運営側がサービス等の利用を停止「できる」とあります。実名等を当該ブログに記載されることが不都合ならば当事者たちがすでに何らかの法的措置を?

2016/06/22 09:05

 

 塀の内側から繰り出されるテキストファイルに呪術的なものを感じたブックマーカーの人もいたようだが、「名」というものは、まさしく「呪」であるのだから、それが意図的に各種情報と一緒になってネットの海に放出される結果、「名」を明かされた人が不利益を被るのを拱手傍観していていいのだろうか。大人として。