一昨日ぐらいからふと心づいて、このブログの旧い記事を読み返していた。形式的に連続してエントリを載せるようになったのは、2015年7月下旬のある日からだけど、このブログを始めたのはその前年の3月だった。それ以前のはてなブログ、はてなダイアリーは、現在プライベートモードにしているので、わたし以外のユーザーには読めない。わたしも読もうと思えば読めるけれども、2004年くらいからの記録なので、なかなか気軽にその中に分け入っていくこともできない。
毎日のエントリを、自分以外の人にも親切な平易な文章で書こうと考えていたころもあった。そういう綴り方の訓練を受けたことがないわけではないけれど、しかし、日が経つにつれて、自分が書いていて楽で、あとで読み返してもストレスの少ない、もとのひとつの文体に戻ってしまった。うまいも下手もない、まずひとつには、出来事とそのときの感情を同じ時間軸の離れたところにいる自分に伝えるための手段として、このブログの各エントリはある。いや、あるのだろう。
とりあえず、そのうちなにも書けないようになるのではないかという恐怖からはいつのまにか脱していた。