ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

あの人を大切にして

 ある発達障害当事者の方がはてなブログで書かれているが、現在、そのはてなブログは一般には非表示にされている。非表示にされた理由は、おそらく、そのはてなブログの最近のあるエントリに付された一群のはてなブックマークコメントの性質と、量であろう。そのエントリの内容が、他の誰かを不当に傷つける種類の言論ではなく、また、いたずらに利を貪ろうとする意図など一片もないにもかかわらず、ブログ主を難ずるはてなブックマークコメントが、記述されたコメント*1中の何割かを占めていた。

 一見してわかる、実に暢達な文章である。するすると頭に入ってくるから、心にも強く響く。ブログ主は、幾つかの理由から人生の初めのほうで礼儀作法に疎かったと述懐されるが、妙ないいかたをすれば、それを補ってあまりある構成力であり、記述力である。

 そのブログ主の内的な世界が、他者にもわかりやすく伝えられる。しかも、インターネット上のブログという、人によってはとても手軽な場所で、加えて、いまのところ「無料で」。このようなすてきな機会を与えてくれるブログ主のこころを傷つけ、暮らしを暗くさせて、続きのエントリを読めなくするようなはてなブックマークコメント等を公にして、そして得たものはいったい何?

 わたしは、このブログのはてなブックマークコメントの一覧を非表示にしているし、コメントも受け付けていない。それは、なぜか利害関係人があるエントリ、もっといえば、過去、わたしが当事者となったトラブルが出来した折の記録についてホットエントリに上がることがあって、「読みたくないけどホットエントリに出ていたからあえて読んで差し上げた」というかたがた*2がお越しになったからだ。わざわざ「読みたくない」とおっしゃるかたには、わたしも「読んでいただかなくてもよい」ので。それから、コメントについては、確認後公開の扱いにしていたところ、「公開は希望しません。」と、コメント欄を私信の代わりに使われるかたがいた。これにはお返事が書けないので、コメントも受け付けないようにした。

 それはともかく、前述のブログ主さんは、真摯にご自分の内心を開陳したのであるから、もっと大切に対してほしかったと思う。ひとりひとりがこのくらいいいだろうと半分だけ本気で放った小さな石礫でも、一度に袋に詰めて狙って投げつけられれば大けがすることもあるのだから。

 

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

 

 

 

自閉症だったわたしへ〈2〉 (新潮文庫)

自閉症だったわたしへ〈2〉 (新潮文庫)

 

 

 

自閉症だったわたしへ〈3〉 (新潮文庫)

自閉症だったわたしへ〈3〉 (新潮文庫)

 

  むかし、読んだけれど、洋の東西で文化が異なるせいか、いまひとつ腑に落ちないところが多かった。

 

 

くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)

くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)

 

  こちらの小説のほうがわかりやすいかも。

 

*1:はてなブックマークには、コメントを付さずに文字通り栞だけ残すこともできる。

*2:なんとびっくりほぼほぼ初対面さんやで。