ぴょん記

お暑うございます。

『万引き家族』を観て

 老女とその孫娘に連れ合い、9歳くらいの息子、もうひとりの孫娘、そして新たに加わった5歳の女の子。この6人が、葛飾か足立か、そのあたりのマンションの谷間にある庭付きの古びた家で暮らしていた。観ているうちに、それぞれの小さな秘密がはらはらと解けていく。安藤サクラリリー・フランキーの夫婦はいずれもとても癖がある。樹木希林のおばあちゃんと、松岡茉優にも深い事情が。話が進むと、彼らの平穏が一日でも長く続くのを祈るような気持ちと、大きな破綻が訪れることを願う心と、その両方が自分の中に芽生え育っていくのにやがて気付く。6人のうち、こどもをのぞく大人4人は、それほど褒められた人間ではない。でも、どんなに汚れて/汚されて惨めであっても何かを期待して、夜、寝床の中で目を閉じることは、誰にも許されている。6人が肩を寄せ合ってそれぞれの打算、さまざまな事情によって暮らしていた理由を知ったとき、仕方なさと諦めに浸され、結果、いくらかの赦しをきっと覚えるのではないかな、ある割合の人たちは。

gaga.ne.jp

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土曜日にTOHOシネマズ二条で観たのですよ。