ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

スツール

 机で作業するときに使う椅子は、5年半前に、無印良品の折りたたみ式のを3000円くらいで買って以来、ずっとそれを。頑丈でよい椅子だけど、座面の角が直角で、時折それが腿の裏側に当たるのと、椅子を机に引きつけるのが難しくて、不自然な角度で作業をしては腕を傷めることがあるのとで、それらふたつの点が気になったので、スツールをひとつ買い求めた。

 これまでは、背もたれの付いた、リクライニング式の椅子なども用いてきた。ただ、わたしは、椅子の背もたれに寄りかかることが少ないので、ほんとうにシンプルなスツールで十分なのだ。ついでに書くと、枕も、あればあったで使うけれども、なければないで、床でそのまま寝てしまうこともある。自分の骨格が許す範囲の簡素さが身上だ。なんまいも羽布団を重ねた一番下の、たったひとつの豆粒が気になって眠れなかったという、おとぎばなしの姫様の対極にいる。

 今回、注文したスツールは、土曜の夕方に届いた。そのときちょうど、キハダマグロを食べるための寿司飯をつくりはじめていて、飯が酢と合わさったころには、もう出来上がっていた。午前中のうちに、椅子の下で乱麻のごとく絡み合っていた電源コードの類いを片付けていたので、スツールは、机の下の、だいたいA3程度の狭い範囲ながら、その中では自由にどこへでも転がっていける。