ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

『官能先生』

 日本赤十字の例の献血促進のポスターでは、消極的な意見を保っていたわけですが、まんがで読む分には、細腰に似合わぬ大きな乳房でも平気だし、むしろ美しいとさえ思います。

 40歳近い美術雑誌の編集者でもある男性小説家と、22歳の喫茶店のウェイトレスの恋愛です。舞台は、昭和30年代末くらいの京都、そうでなければ大阪(だと、3巻の途中で分かりました。)。『ながたんと青と』が、昭和20年代後半の京都東山の料亭を中心に回っている話なので、そうわかってみるとますます趣深く思われます。

 『官能先生』の主人公の小説については、ちょっと待って昭和初年生まれ当たりの男の人ってもっとなんていうか骨太なところが!と思わないでもないですが、それは、わたしの勝手な思い込みでしょう。

 成人向けですが、べつに過度に猥褻というわけではないです。