ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

編む冬の日

 今年は、「もう毛糸の帽子だらけ」と言われたので、実家の人のものは編まない。だから、自分のスヌード1枚編み上げたら、今季の編み物は終わりだと思っていたら、そうは問屋が卸さなかった。ウールとアクリルが半々になったネップの毛糸と出会ってしまったのだ。

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横田さんのネップ入り

 ここ数年、よく使っているOpalは、羊毛とアクリルの比率が3対1で、なるほどドイツ製らしい合理的な丈夫さと発色の良さである。そして、だいたい4本撚りなら3号棒針で編める。いっぽう、新たに手を伸ばした横田さんのは、11号の棒針推奨で、じつにざくざくと小気味よく編み地がみるみるうちに溜まっていく。だいたい50gを編むのに、4時間かからないくらいだ。これが細いOpal となると、100gを編むのに、わたしならおよそ30時間くらいかかる。そのくらい、毛糸の太さによって毛糸が編み地に変わる速度には大きな差が生じる。

 そういえば、こどものころは、羊毛100パーセントの毛糸は贅沢品で、しょうがないので安価な化繊のを編んでいた。あれから幾星霜、よほどでなければ好きな材料を買うようになったけれど、洗濯のしやすさや丈夫さなどの理由で、アクリル混の毛糸に回帰したのは、思えば不思議なことである。もっとも、混紡でも、それほどお安くはないけどねー。