ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

厭なことあると出てくる蕁麻疹

 もう二十年も前にそういうのを煩ったことがあって、数年間服薬していた。とはいえ、当時は、厭なことは恒常的にあって、蕁麻疹も薬が切れると自動で現れる感じで、その因果関係については、もはや考えることも少なくなっていた。

 ところで、先日、電動アシスト付自転車に初めて乗った。アシストなしも含めて、およそ自転車というものに四半世紀は乗らない暮らしをしていたので、ややサドル高めのそのアシスト付自転車が走り出して約3秒後、右側に横倒しになる、かも、という危機に瀕した。そのとき、頭の一部がぞわりとして、数秒後、猛烈なかゆみが四肢にやってきた。蚊柱のなかに知らずに突っ込んでいってたのかと思ったほどだ。ぞわりの正体は、恐怖心で、その恐怖という負の感情が、かゆみを連れてきたというのが、わたしに関する限り、正しいのだと思う。

 その後、15分間ほど、人気の絶えた小さな運動場をぐいぐい乗り回して、なんとか電動アシスト付自転車とはお付き合いできるようになったものの、わたしの四肢のかゆみは次第に強くなり、このままでは手足を掻き毟ってしまいそうだったので、帰宅後、すぐに頓服の抗ヒスタミン剤を服用した。

 感情が身体的症状を連れてくるって、まあ、それほど珍しいことではないだろうけど。

 次は、運動靴とジャージで臨む。