ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

寒い間に蕾を用意していたのだ

 自宅のある建物の周りをぐるりと歩いて回る。北向きの自室と、食事室などがある南向き各室とでは、このごろ昼間の室温が十数度違うようになった。その自室の窓から見えるか見えないかというところに(実際には、ぎりぎりで目視できない。)、樹高からだいたい7年か8年といった感じの梅の木がある。正午を挟んだわずかな時間、陽の当たるてっぺんから数尺のところまで、蕾が綻んで白い花が咲きかけている。

 管理の人が、樹木や草花を大切にする気風らしく、冬の間に大切に養生された木々が、大きいのも小さいのもそれぞれ光の春、音の春を堪能して、昼間の気温が急上昇した今週を迎えている。

 虫の満月と英語圏で言われる望。