ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

静かに打ち付けていたつもりだったのに

 この夏といえどもさすがに早朝は涼しくなってきた。

 いま、Amazon Prime Videoで、『人類滅亡後の地球』のシリーズを見ている。意図的に幾つかの要素を省いた構成になってはいるけれども、「動物園から知恵と体力を使って逃走したゾウが北米で天下とる」と、「亜熱帯の湿地帯でアリゲーターは当初数の上では圧倒的に優位なのに、いずれ逃げ出したニシキヘビに喰われて少なくなる」など、面白かった。外来生物のうち、よかれと思って導入された植物が、都市を滅ぼすまでにはびこるのか、それとも数年のうちに適応できなくて衰退するのか、識者によって意見が異なるけれども、ものによるというところなんだろう。

 こういうのを怪獣裁縫で雑巾を縫いながら流している。

 裁縫のほうは、7ミリと5ミリの縫い目を厚みのある布子に自在に刺せるようになりたいのに、なかなか「まっすぐ」「縫い目の大きさを自在に変える」というわけにはいかない。この先、一目刺しをしたり、浴衣を縫ったりするときに、手縫いの手間を厭うようではつまらないので、出来上がりを少しでも美しくしたいのだ。

 製パンでは、日曜は、プチパンの中に板チョコを2割れずつ包み込んだのを作った。家族の予定の都合で、早起きして、朝食に引き続いて昼食の仕度を済ませたあと、7時くらいから粉を捏ねる作業に入った。約280gの準小麦粉リスドォルにサフの金色のドライイースト。膝の上のボウルに打ち付ける方式は、祝日の朝にちょっとうるさかろうと、台所の隅で右手と左手でキャッチボールする要領でだいたい200回往復した。それがくぐもった響きになって、少し離れたところで眠っていた家族の耳に届いたというから、なかなか油断できない。これからはせめて7時半くらいから捏ね始めよう。

雑巾のつもりで縫っていたけど花瓶敷きにでもするかな

 表ガーゼ裏パイルの古タオルの中心がどんどん綻びてきたので、木綿糸で格子状に縫っておいた。