それでなくとも昨日と今日、ドラマ『三体』の第11話から第20話が、WOWOWオンデマンドなどでファーストランだから字幕を追うのに忙しいのに、朝方から2016年の『シン・ゴジラ』を観ていた。市川実日子や高橋一生が、癖のある技術系キャリア官僚を演じていて、台詞と字幕が詰め気味で、野村萬斎がモーションキャプチャを務めているゴジラがいきなり光の矢を放って俄然宇宙怪獣っぽくなる、あれである。
後期高齢者の朝食の仕度を済ませてから、5時頃ベッドに戻り、シン・ゴジラ。すでに1回か2回、観ているので、だいたいの筋は分かっている。官房長官の柄本明さんは、どのへんまで出演してらしたかなあとか細部は怪しい。なにしろ相手はゴジラである。主要な登場人物が、もうばったばった消えていく。
寝てしまったので、6時半前に一旦、再生を止めて。
ごはんを出して。いちばん左のお茶とその下の小さいごはんは、仏様に。今朝は、いい春菊があったので、一口分ずつ、辛子和えにした。汁の実は、もやしとしめじと豆腐、ねぎ。
それから何回か中断を挟みながら、全編1時間59分を観てしまった。ゴジラという「異形」は、映画『シン・ゴジラ』の中で、存分に暴れ回ったけれど、最後は身体を固められて、後始末の対象にされてしまった。身体に嵌まったりんごが原因で力尽きたザムザに通じる、一抹のかなしみを覚える。