ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

なになにというペルソナ

digital.asahi.com

 2023/11/16 8:00から、24時間程度、全文読めます。

 

 わたしは、子を育てたことがないので、この作家の経験したつらさそのものを切実に感じることはなかった。それを認めた上で、なんらかの役割を負うペルソナを一旦引き受けた人がそれを全うすべく長期間苦しむことのひとつが、子育てであり、介護であり、闘病であると言おう。また、「一家を養い、こどもを成人させる」という家計を賄うために稼ぐつらさも、これらと同様に、ひとりの人間にとってはたいへんな重荷である。

 世の中には、そのほかにもさまざまな種類の「苦」があり、苦労の旅の果てに楽土が待っているという保証は、どこにもない。ないというのに、朝になれば、また一日が始まる。

ぜんざい

 今朝は、理由が低血糖でも主病の再燃でもはげしい胴震いは御免蒙るの気構えで、しかし行いは控えめに股引を穿いて台所に立った。股引、快適である。世の中では、きっとレギンスとか足を通すのをトレンカとか呼ぶのだろうが、わたしにとってはこれは股引で、ときどきずり落ちるのを引き留めつつ、温かい気分で炊事に勤しんだのでした。なお、今朝は、震えはやってきませんでした。ただ寒かったのかな。