ぴょん記

こつこつ憶える

たまに妙な夢をみる

 妙な夢。ひとつめは、二ヶ月ほど前にみたもの。いまだに覚えているのは、楽しい感じもしたからか。

 

 わたしは、膝丈くらいの草が生えている丘陵地帯を歩いていて、早春の昼前くらいの穏やかな晴天。くじゅう高原の、それもあまり標高の高くないあたりで、山菜はまだ茂っていないけれど、小さな野花がちらほら視界に入ってくる。なにしろ夢の中なので、息切れやふらつきもなく、どんどん先に進んでいく。

 

 ふと道が途絶える。そこから先は、巨大な網になっている。網は、細い蔓や草で編み上げられているけれど、足を差し入れて踏み抜くほど粗いものではないようで、ためしに踏んでみるとそれまで歩んできた地面と同じくらいには堅牢な感じがした。

 

 その網の大きさに興が乗ったので、そのまま空に翻る網の上を歩むことにして、左側にやや傾ぎつつ、春の空を散歩していたら、飴売りに身を窶した木下藤吉郎が下界の村の柿の木のもとでにぎりめしの弁当をつかっているのが目に入って夢から覚めた。

 

 ふたつめは、昨夜、というか、この未明。自分が新婦であるガーデン・ウェディングの直前。母校のチャペルでお式を挙げて、それから学生会館のバンケットとその前庭をかりて夕方からの披露宴。田舎からツアーで呼び寄せた自分の親戚がパーティの開始前から酒がまったく足りないと騒いでいる。わたしは勤め帰りのスーツ姿で、一張羅の振袖にも着替えていないのだが、親戚を宥めるために給仕に頼んで特別に芋焼酎を手配してもらったりしている。半泣き。みかねて親戚の女たちが、なんと30秒で振袖を着付けてくれる。

 

 披露宴の場の一山越えたところでは、チアと応援団が待機していて、今回のタイトル防衛戦、ぜったい勝って下さいなどと励まされる。ああ、そういえば、わたし、振袖きてる場合じゃないチャンピオンベルトはどこだそもそも出身校にチャペルなんてないじゃんとやっと思い出しておうがんばってくるぜと拳を振り上げたところで目が覚めた。

 

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 重層的な記憶の集積。繰り返す悲しみと再生。なんと芦田愛菜先生もご出演。