ぴょん記

こつこつ憶える

カレンダー通りに会社は

 とはいえ、わたし自身の仕事のスケジュールはゆっくりめなので、換気扇のフィルターを洗ったり、夕めしにハンバーグを捏ねようかなどと目論んだりしている。/このごろ、昭和20年代はじめの生まれの、わたしの親類のある女性の人生についてしばしば思いを馳せる。生家や婚家、勤め先やサークルなど、いろんなところで頼りにされて、稼いだり育てたり看護したり介護したり、いつも素っ気ないほどのさりげなさでたくさんたくさん働いてきた。その胸の裡を忖度できるほどわたしは彼女の身の上に起きた小さな事件の数々を知らないが、責任感や誠実さといったものは、ことばで示されるよりも行いで見せられるものだなと彼女の話を聞くといつも感じる。彼女と比較すると、わたしほとんどなにも築いていないし掴んだものもないけれど、人間に対する公平さを見習うことは難しいかもしれないけどこれからも心掛けていきたい、のじゃ。意地悪を言い立てはじめたら、ほんとにきりがないものでな。