ぴょん記

こつこつ憶える

あなたには会いたくない

 今週は、おもに日本海側の低気圧の移動に伴って大きな空気の塊が日本上空で北へ南へ大移動を繰り返した結果、温かい大風、冷たい突風が吹きすさび、その気圧と気温の変動がしたたかに身体を直撃した。わたしについて具体的にいえば、ここ数年来の傾向として、こういう気候のきつい場合は過度に眠るようになる。いわゆる寝逃げというやつで、起きている時間はとにかく執拗に文字や絵を追い回し、眼球と脳の限界で泳ぎ疲れた魚が淵に沈むようにぐったりと寝てしまう。きのう、NHKの夕方の情報番組のミニコーナー「渋護寺」で、息子の妻(と子ら)がどうしても自分に会ってくれない、その状態が10年以上も続いている、どうにかして会いたいのだが、という大阪府の71才の女性からの相談があった。何人かが回答した中で、釈さんという和尚様が、「相手が会いたくないというのにもそれなりの理由があるので、会いたくないといわれれば会わない、会いたいといわれれば会う、それだけです。」とすっきりと言い切ったのが印象的だった。会いたくないといわれているにもかかわらず、自分としてはぜひとも会いたい相手がいるという状況が、まず、わたしには羨ましいが、ふつうのひとの経験や感覚というものをエミュレートしてみれば、この和尚様の回答は素っ気ないかもしれないけれども、結局、穏当な落としどころといえるのだろう。

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 八瀬口の駅。下の谷川は、夏場にはきっと涼を求めてやってきた大勢のひとで賑わうはず。叡山ケーブルは冬季運休中。