わたしの買い物がやや多かったので、レジ前に四人か五人の行列が形成された。いわゆるフォーク並びというもので、もうひとつのレジも間もなく開けられたので、渋滞はそのうち解消されそうだったが、並んでいる人たちが気の毒になり、あとでもう一回並びます、といって一旦レジを離れた。ふつうの買い物の現金決済と、それとは別のアプリでの支払に加えて、交通系ICカードのチャージまで一気にお願いするのはなんだか気が引けたのだ。
なぜかというと、待っているお客さんたちは、そろって50歳代か60歳代の男性で、おむすびか弁当類に、アルコールの飲み物の缶を1つか2つ手にしている。相互の意思の連絡なく、自分ひとりのお昼をコンビニエンスストアに買いに来た中年男性ばかりで、雨も降りそうだし、さっさと会計済ませて家に帰りたいという気分がほわっとにじみ出したようなやるせない雰囲気をいずれも身に纏っていた。
おじさんたちの連休にいいことがありましたように。
今年は、JAのショップで、パープルキングを買って、氷砂糖や金平糖と漬けて梅シロップを作ることにしました。
