ここ一週間、このブログの最近900エントリほどを読み返していた。ほぼ食べることと、身体のことしか書いていないと思っていたら、意外なことに、1年ほど前までは、それ以外のたとえば社会現象などについてもけっこう言及していた。これはあれだ、昨年の10月一杯まではツイッターをしていたので、少しは人らしいことも呟いてみせようとして、而してそのログを根多にしてブログのエントリに薄めてのばしていたりしたからだ。いまはツイッターもたまに見に寄るくらいだ。インスタグラムもね。
ツイッターをやめたあたりから、特定の誰かを読者として想定してエントリを綴るということからとうとうきっぱり離れてしまった感じがする。数十日先か数百先の自分でさえ、単にブログに迎える蓋然性の高いゲスト以上の存在には思えない。
「天然生活」3月号の特集「家庭料理、私の工夫」から、ゆうべはハンバーグを作ってみた。よく焼けた表面のかりかりした部分がおいしいと担当者の料理家も、それを再現したものを食べたわたしの家族もいっていた。おいしいことはおいしいのだけど、「おどろきのろば(仮称)」の、ぶわーっと大きい脂っぽいやさしさに包まれたいような気分になることも多い、霜夜続きである。