ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

春の夜寒に

 夜中にふと目が覚める。3時12分とかに。悲愁をおぼえる。慾望が充たされないがゆえのかなしみではなく、この上いったいなんの希みがあって、みずからは呼吸を繰り返していくのかという惑いのゆえに。これまでしばしば曝されていたさびしさが手の甲を指先でつつかれる程度の刺戟だとしたら、まるでいきなり歯の神経に鋭利な針先を突き立てられたかのような尖ったつらさ、苦しみの爆ぜ。

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冬のさなかに芽吹いた名を知らぬ草に給水し続けたその結果