ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

感動パンツにアイロン

 ユニクロの男性向け衣料に、「感動パンツ」「感動ジャケット」などと、「感動」の冠のついた品がある。化繊である。パンツのほうをを何着か購入して、着せては洗って、プレスしてまた着せているのであるが。ドライアイロンの高温で、霧吹きを用い、さらに化繊の当て布を置いてみたところ、なかなか脱水の皺が取れない。思い余って、当て布を取って、直接、ごく短時間、アイロンを服地に当ててみたら、やっと皺がのびた。化繊に高温のアイロンは、危険だ。対策として、これからは、脱水時間を極力短くすることで脱水皺を付けないことにしようと、当たり前のことを考えた朝だった。

 なぜかパンツ3本、ハンカチ7枚、シャツ8枚のアイロン掛けのお供は、WOWOWドラマWの、『北斗』最終話と第1話の後半部分、そして、大河ドラマアンコールの『軍師官兵衛』第5話だった。『軍師官兵衛』のファーストランの2014年、わたしは、最初の2か月半と、終わりの2か月、異なる大学の医学部附属病院で過ごしていた。ベッドの枕頭台に置かれたテレビを観るためのプリペイドカードはあったけれども、もともと能動的にテレビを観る習慣がないので、新聞を買ってこと足れりとしていた。それでも、家族がDVDに『軍師官兵衛』を移してもってきてくれたので、このドラマだけはPCで観ていた。中谷美紀さんが官兵衛の妻・光(てる)を演じていて美しかった。

 

  『真田丸』では、「なんとか官兵衛さん」と呼ばれていたけれど、兵庫県も長野県も、宮城県や鹿児島県に比べれば、よほど京都府大阪府には近い。だけど、愛知県の有力者が岐阜県に足場を得て、京都府にのぼるのには到底かなわない。どんなに真田昌幸黒田官兵衛が個人として優秀でも、全国的な統一政権の樹立には縁がなかったのは、最速の移動手段が騎馬だった時代の制約によるところが大きい、なんて書いてしまっていいのでしょうか。