ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

風邪を引いた難病患者

 いわゆる指定難病のひとつに罹患して数年になるが、身体ががたがたに弱くなったなと感じ始めたのはそれ以前からのことで、だから、数値の上では難病患者と認定されるレベルに至る前に、徐々にいろいろ下り坂になっていたのだと思う。いや、それにしても、この易感染性(イカンセンセイ)の高さは、ええかげんにせえというよりほかない。風邪など貰いやすくなったのは、複数の薬で免疫を抑えているからで、たぶん帯状疱疹も、たくさんの人が行き交うお祭りに出掛けたときに感染した。帯状疱疹そのものは、死ぬほど痛かったけれど、塗り薬で2か月ほどで収まった。しかし、そのあと陰険な帯状疱疹後神経痛が待ち受けており、これは帯状疱疹感染後4年を過ぎてもまだ痛み止めを服用している。

 ひとつの個体のなかに幾つもの限界集落が鏤められているような身体で、どうして今日も生きようかと思うのかというと、そう急いで命を絶とうとしなくても早晩死んでしまうのではないかと感じるからだ。ことに、今回の発熱は重く、水にも手が届かず、咳をすれば機能不全の肺まで裂けるような激痛で、タクシーでかかりつけの病院に行こうかなと思ったほどだった。毎日、ナチュラルに服んでいるステロイド10mgなどが、炎症を押さえ込む感じで作用したのか、なんとなく起きて掃除洗濯など休み休みこなしているが、少し冥府の扉に触れた感じのここ二日三日であった。