ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

悲愁の果てのドミノピザ

 きのうの夕方、寝るともなしに寝ていて、というのは、横になっていても微睡んだりタブレットで小説を読んだりしていたのだが、材料が冷蔵庫にまったくないというわけではないのに、食事の仕度をしたくない気持ちがとても強くなった。こういうのは、とても珍しい。

 デリバリーを頼むならば、鮨がいいなあと思うけれども、あいにく数日前に「わがまま鮨」をしたばかりである。わたしは、1日おきに握り鮨でもいいし、「先方」もきっとそうだろうけど、聞こえの悪いことはしないほうがよい。では、ピザか。……高い。ただし、建物敷地から徒歩2分のところにある店舗で受け取れば、Mサイズ2枚で2400円くらいだ。めしを炊きたくない人間が歩いてピザを取りにいくのは滑稽だが、財布をもって店まで歩くのは、ピザを打つよりは楽な作業だ。

 さて。建物敷地から徒歩2分とは書いたが、うちの部屋の真下から、その敷地の角までが徒歩5分ほどかかる。巨大地震が起きたとき、高さ50メートルを超える建物同士が空中でごつんとぶつからないように余裕をもって設けられた中庭は、もう真っ暗なのに幼子を遊ばせながらお話をする若いお母さんたちが何組もいる。もうね、集会室の一隅を貸し出してでも、作ればよいとおもいますよ、スターバックス。わたしも週に2回くらいは、コーヒー飲みに行きますから。

 ピザ屋に行って帰って。デリバリーしてもらうと、4000円くらいはするのかな。「わがまま鮨」1回分と同じくらいかかる。その、ごはんを作りたくない一心で持ち帰ったMサイズのピザ2枚、わたしはなぜか小さい1切れしか口にできずにそのまま眠ってしまった。残ったそれぞれのピザの半分を、朝になってからフライパンで温め直して、食べた。

 何回読んでも面白い。